03-耳かき中毒姉の禁断耳かき
○03-耳かき中毒姉の禁断耳かき
いーち…にーぃ…さーん…うふふ、じゅういち、じゅうに…
昨日がじゅうさん…そして、ついに…じゅうよん…。
あっ!帰ってきてくれたんだね!
はぁあ…お帰りなさい。
お姉ちゃんね、君のこと待ってたんだよ。
やっと2週間…長すぎておかしくなっちゃいそうだったの…。
え、えっ…?何のことかわからないの…!?
そんな、だってお姉ちゃん必死に我慢して…ぐすっ…酷いよ
…君がどうしてもって言うから守っていたのに…。
うん…君が言ったの。
2週間おあずけって…はぁはぁ…んんっ、私ちゃんと待ったよ?
だからぁ…ね、いいでしょう?
させて…君の、したいの…。
もうっ、白いのたくさん出ちゃう所を想像しただけで…私、わたしぃ…。
お願い…耳かきさせて…。
うん、耳かきだよ。みーみーかーき。
せめて2周間に1度にしろって君が怒るから…カレンダーに印付けて数えてたの。
じゅるり…いい子にしてたんだから駄目なんて言わないよね?
ううん…言わせてあげないよぉ。
お姉ちゃん、君のお耳にちゃーんと操立てて、他の耳で発散してないんだからっ。
もし断ろうとしたら耳かき中毒姉が
耳かき中毒弟監禁ヤンデレ姉に変更になっちゃうかもしれないから、気を付けてね。
…さ、横になって。
膝枕してあげるのも楽しそうだけど、それじゃあじっくり中を見てあげられないもの。
ふっふっふー…弟の耳…覗いちゃうよー。
ひゃ、あぁっ、すごーいっ。
耳垢がいっぱいこびりついてて…私好みだよぉ。
まずは周りからしなきゃ…
ウェットティッシュで拭いていくね…ああんっ…だめ、興奮しすぎて手が震えちゃうよぉ…。
ん、ふぅ……最近暑いから程よく汚れていて素敵だね。
…ふふ、たくさん耳垢溜まるように栄養価の高いごはん作ってあげてた効果も出てるみた…え?
やぁだ、なんでもないよー。ただの一人言。
ほらほら、お耳の裏も拭いてあげなきゃ。
ふわぁ…君のお耳に触るのも久しぶりぃ…この感触、本当に癖になっちゃうよ。
常に触っていたいもん…カバンに入れてどこにでも持ち運んでぇ…うふふ。
怖いことなんて言ってないよぉ。
くすくす、ちっちゃい頃は夜一人でおトイレ行けないって泣いてたけど…まだ怖がりさんなのかな。
違うの?ほんとかなぁ…。
はぁい、綺麗にふきふきできたよ。
さあ、中をやっていこうねぇ…えへへぇ…どれを使おうかな?
スクリュー型耳かきにぃ…ののじ耳かき…
シンプルな形だけど最高級の竹で一つ一つ職人さんが手作業で仕上げたー…
うぅぅ…一個だけにしろなんていぢわる。
お姉ちゃん、色んな道具集めたのにぃ。
でも、そうだね。代わる代わる責められたら落ち着かないよね。
じゃあ…うーん…これにしよう。
てれってっててー。昨日発売されたばっかりの耳かきー。
シリコン製のこまかーいでこぼこが耳垢をキャッチして逃がさないんだって。
じゃ、じゃあ行くよー入るよー入れちゃうよー。
じゅる…ひゃ、あわわっ…よだれ垂れちゃった。
えへへ、ごめんね。お口ちゃんと閉めておくから、大丈夫。
浅い所からー…わぁっ、広告通りだー。
こうやって、んぅ、ん…撫でるだけで取れちゃう。
なるほど、絡めとる感じなんだね。
っしょ…ふぅ…いつものカリカリってかき取るのとは違うけど…これはこれでー…か・い・か・ん。
ねえ、されてる感じも違う?
ふふっ、教えてよぉ…だ、だってお姉ちゃん…まだ自分でも使ってないんだから。
…ふ、んん…へぇ…ちょっとペタペタした感触がする…悪くない?
なるほどなるほどー。
取れた耳垢はティッシュに…ふふー、熟成されちゃってるー。
努力の結晶だねっ、うんうん。
君ってばお姉ちゃんに我満させておいて、お風呂上がりに自分でやろうとするんだもん…。
お姉ちゃんが監視しててあげなきゃどうなっていたか…ぐすん。
でもいいの…今、すごく幸せだから。
さあ…奥にいっちゃうよー。
…あ、ああっ…おっきいの見っけちゃったぁぁ…。
んぅ…はぁん、いい固まり具合ぃ…。
息がかかる…?
仕方ないよぉ、だって奥の方だもん。
顔近づけないと見えないし…危ないでしょ?
ん、んぅ…どんどん取れてるよ…はあ、この感覚久しぶり…。
初めて君の耳かきした日のこと思い出しちゃう。
はふ、んっ…ここもうちょっと…ん、んぅ…
思えば私が人に耳かきしてあげるのに目覚めたのもあの時だったなぁ。
自分のするのとは違う気持ちよさ…夢中になっちゃった。
…耳かきの店で働けばって…もう、ちがうのー。
興味はあるけど、お仕事にしちゃったら君のに集中できなくなりそうで…。
それに…目を離した隙に自分でしたり他の人にされたりしたら嫌だもの…。
わぁ、飴状になってるのまであった。
こんな立派なの用意してくれちゃってー…ひゃあ、おっきぃ…!
お姉ちゃんをこれ以上惚れさせる気なのかなっ。
んもう、かわいい弟なんだからー…あ、だめ、唾溜まってきた。
んくっ…こくん、ふぅ…セーフ。
気を取り直してー、次は綿棒で小さいのを取っていくね。
ああっ…これも悩むよ…濡れ綿棒もいいし粘着綿棒も…うーん…今日はオイル綿棒でっ。
オリーブオイルの染みた綿棒なんだよ。
ん、ふぅ…んふふ、ポロポロの取れてる。
…粘膜の保護もしてくれるし、うんうん、君のお耳の為にもなるよねぇ。
一種類だけとは言われたけどー…耳かきと仕上げは別カウントだもーん。
はふ…んぁあ…もう始めちゃってるんだからー
ここで終わるなんて無理ぃ…
あっ、カサついてる所にオイル塗ってあげるねぇ。
はぁ、ん、くりくり……ふふ、くりくりするとぉ…
耳の粘膜が油にまみれて綺麗…みとれちゃうよう。
あとはこの辺り…三角窩(さんかくか)や対耳輪(ついじりん)って
部位ごとに名前があるんだけど…くすくす、君は興味ないよね。
つまり、外側の軟骨のくぼみ…やっちゃうよぅ。
ふぅ…んー…形に合わせて擦るとごっそりとくっついてくる。
油っぽい垢が溜まるポイントなんだよね…ふひ、宝の山ぁー。
君のくぼみの形、指先が完璧に覚えちゃってる。
例えばー…ふふ、んくっ…んんぅ、ここが少し深くなってるのとか…
複雑な形にも簡単に綿棒が入っていっちゃうよー。
えいっ…くりくりー…んふふ、んぅー…。
うーん…名残惜しいけど、このくらいにしておかなきゃかなぁ。
しすぎちゃだめ、だめよ私…やりすぎると傷ついちゃうから…
ミミカキストとしてのプライドを持つのよ…っ。
あぅう…せ、せめて臭いを…すーはーすーはー…はぁあんっ。
君の体臭も久しぶりにかいじゃった…んぅーすーはー…。
…よし、落ち着いた。
えへへー、お姉ちゃん怖くなんかないよー。
さ、反対のお耳もしようね。
ごろーんって反対向いてくださーい。
こっちの耳もまずはー…中を観察ーっと…きゃん!?
おおー、この汚れ具合はなかなか…入り口にまでこびりつかせちゃって。
はぁん…誘惑されちゃいそう。
お姉ちゃんの胸がドクンドクン高鳴ってるの聞こえてる…?
ふふ、慌てちゃだめ…順番にやっていかなきゃ…。
さ、最初に周りを拭いて、それから…い、いきなりつっこんじゃいけないんだからぁっ。
ちょーっとヒヤっとするからね…はぁい、入り口優しく拭いていくよ。
ふふ、さっきまで下になってたからほっぺに跡ついてる。
それに…うっすら汗かいてぇ…
あんまり興奮させないでよぉ…お、おかしくなっちゃう…。
…う、うん、大丈夫。
深呼吸するね…ふぅー…はぁー…よーし、お耳の裏も耳たぶも、丁寧に拭いちゃうね。
はふ、んっしょ、んー…汗かいたままだと痒くなっちゃうから一緒にサッパリさせちゃおう。
きゅっきゅーっと。
んふふ…ん、ん…耳の周りをぐるーっとまわってぇ…
反対回りにもういっかいぐるぐるー…うん、できたぁ。
ぜ、前戯は完了したからー…えへへ、えへへへぇ…はいりまーす。
…はーい、ゆっくりゆっくりねー。
浅い所からかいていかなきゃ…カリカリしちゃうのっ。
え、あっ、あぅう…もう気付いちゃった?
さ…流石は私の弟…違う耳かきだってよく解ったねぇ。
やぁん、いいこいいこー誉めてあげまーす。
……お、怒ってる…?
1つの耳につき1種類ってことでー…うそはついてないよ?
屁理屈かもしれないけどー…
でも、入っちゃったんだから最後までしちゃうしかないよねっ。
うんうん、そうだよ。
そうせざるを得ないよ。
ちなみに今使ってるのはののじ耳かきの新作ね。
金属のわっかが三連になってて、耳垢をスーパーキャッチ☆
チリも残さずかき取りますって優れもの…ひゃああぁ…本当によく取れてるぅ。
イメージトレーニングじゃなくて本物の弟の耳だよぉ…
んふ、はぁ…ん、お姉ちゃんを妄想地獄に陥れてくれちゃって…悪い子。
お姉ちゃん…君の耳のこと考えすぎて耳かき白昼夢見ちゃってたんだからぁ。
あぁっ…でも、これ…薄く堆積した絶妙のしっとり系耳垢を取り去る瞬間の喜び…
ううん、悪くない、君の耳天使すぎぃ…!
撫でるだけで取れるのも素敵だったけど…やっぱり耳垢剥がしとるのたまんない…。
ふふー、んっ…強すぎないように弱すぎないように…
力加減に気を付けなきゃいけないっていう緊張感すらもスパイスになってゾクゾクしちゃう。
はぁあ…それが激しくなるのは、奥をするとき…。
奥に行くほど粘膜は敏感になって…
ちょっとした刺激で痛がらせちゃう可能性があるでしょう?
何より…鼓膜を傷つけたら大変だもの。
優しいだけじゃ取りきれない…んんっ、ふぅ…でも激しくしちゃいけない…。
あ、届きそう…んふぅ、んっ、く…はぁ、取れた。
その悩ましさの中で大物が取れた瞬間に突き抜ける解放感に…トんじゃいそうだよぉ。
ああんっ、動いたら危ないってば…!
息かけないようにお姉ちゃんも気を付けるから、君もがーまーん。
こんな魅力的な耳垢しておいて、
息荒くすんなって言うのもあまりに無慈悲だと思うけどねぇ…。
はぁふ…あとここだけにするから、ね…んんっ、ふぅ…はぁ、はぁあ…
三連ループを引っかけて…えいっ、剥がれなさい…それっ、それっ…。
…と・れ・たっ。
はーい、耳かきはこのくらいにしておくね。
私…区切りつけないとやめられないとまらない人だから…。
終わりじゃないよ、細かいの取っていかないと。
こっちはどの綿棒使おうかなぁ…
ウェットタイプ…ううん、スパイラル綿棒…
ここはあえてシンプルな形の黒綿棒という選択肢もー…。
ふふ、今度は文句言わないんだね。
なんだかんだで優しいんだから…ん、諦めただけ…?
まあどっちでもいいよぅ。
可愛いから君が好きなのにしてあげるね、はい、粘着綿棒。
前にしたときすげーって言ってたじゃない。
はいはい、嫌いじゃないだけとか…ツンデレさんなんだねー。
ペタン、ペタン…面白い音がする…ん、ふぅ…。
ふふ、皮膚につけてー…ゆっくり引っ張りながら耳垢もくっつけて取っちゃうの。
耳垢のタイプによっては使えないけど、
カサカサ気味の人の仕上げには持ってこいだよねぇ。
…してる側にはあんまり刺激が来ないけど…
お姉ちゃんはさっきののじ耳かきを堪能させてもらったからいいの。
君が好きなのでしてあげてる状況…
まったりご奉仕な雰囲気もこれはこれで。
お姉ちゃんは大人だからそういう楽しみ方もでき……あっ、これ大きい。
ん、んーっ…先っぽ貼りつけるだけじゃ上手く取れてくれない…。
ああん、この角度…全体をペタってしなきゃあ…
くっつけ、くっついちゃえ…んふぅ、よし捕らえた…っ。
はぁ…出てきた。
ごめんなさい…粘着綿棒じゃ物足りないみたいな言い方して…すごく、イイ。
君の好きなもの、私も好きになれちゃった。
…でも、軟骨のくぼみは粘着綿棒でとれないから…
指にティッシュ巻き付けてぇ…ふふっ、軟骨のいい感触ー。
コリコリ指に当たってくるよ。かーわいいっ。
いつまでもこのくぼみに指いれてたくなっちゃう…はぁん。
うぅ、言われなくても綺麗にしたら抜くよ…できあがりですー。
楽しいことってどうして終わっちゃうんだろう…。
ううん、また君が耳垢溜めてくれるから、今回は終わりってだけなの解ってるけど…
はぁ…この胸の痛みまで含めて思い出として取っておこうね。
君も忘れちゃだめだよ…忘れようとしたら思い出すまで語り尽くして寝かさないから。
…はぁい、いいお返事。
よしよしー、いいこは撫でてあげるねっ。