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……は? 耳かき? なんで私が?
……ってはいはい、私にやってもらうのが一番気持ちいいからよね。
双子だけあってお互いのツボを心得て……って、そんなの知ったことじゃないわ!
別に私はやってもらわなくて結構よっ。
それくらい自分でするし……え、そりゃ気持ちいいのは分かるけど……でも、その……あ、あぁもう、分かったわよっ、やればいいんでしょ!?
は、はぁ!? 何言ってるのお母さん、こんなのと仲良くなんて……やめてよね、こんな馬鹿兄貴と一緒にするの!
……は? フフン、だって私より下じゃない。
総合得点では……。
そ、そりゃ、数学ではちょっと負けたけど……え、世界史も?
そ、そうだっけ?
うぅ、あ、あーはいはい、それでも私の方が頭いいのは間違いないの。
偉そうにしないでくれる?
とにかく、耳かきするんでしょ?
早くしてよね、私読みたい本あるんだから……さっさとほじくって終わりにしてやる……え、優しくしてくれ? じっくりたっぷり舐るようにぃ?
ハハハハハ……突き刺すわよ?
分かったら馬鹿なこと言ってないで、おとなしく横になりなさい……違うでしょ、膝枕!
ほら、私の足に頭載せて……どっちから?
こっち? はい、それじゃ肩の力抜いて?
うん、そう……ん~~?
なによ、綺麗じゃないの。
まぁいいわ、まずは一回り、こうして、んん、んん……んしょ、んしょっと、ん、んん、ん~~ん。
ん、ん、んはぁ、はぁ、んしょ、ん~しょっと……うん、ここね。
分かる分かる、んしょ、ん~しょっと……ほらここ、ん、ん、気持ち良くない?
ふふっ、いいでしょ……んん、んん。
ん、ん、ん、ん……ん~しょっと、上の辺りをこうして、カリ、カリッて擦って、引っ掻いてぇ、ん、ん、ん、ん、ん~ん、下の方もカキカキカキ~っと……ん、ん、んふふ、ん~んん。
奥の穴に近い方へ、ゆっくり、ゆ~っくり押し込んでいってぇ、んはぁはぁ、鼓膜近くの……っと、耳垢はっけ~ん、ん、んっ、んしょっと、ん~しょっと……ほじ、ほじ、かきかき。
かり、かり、こす、こす、かり、かり、ほじ、ほじ……前の方も擦って、擦って、耳垢ほじり出してぇ、ん、んん、後ろの方も忘れずに、ほじ、ほじ、こり、こり、かり、かり、ん、ん。
かきかき、ほじほじ、かきかき、こりこり……んん、んん、ん~ん、すりすり、ごしごし。
ん、んん、ん~しょっと、ふむふむ、ん~ん、んしょ、んしょ、ん~、カキカキカキ~っと。
こっちも忘れずにコリコリしてあげる。
ほらここ、気持ち良くない?
いいわよね……そうそう、んん、んはぁはぁ、ん、ん、ん~ん……ん、ん、ん~ん、んしょっと、んしょ、んしょ。
耳の入り口もね、かりかり、かりかり、いっぱい擦ってあげる……耳の穴ぐる~っと全部、んしょ、んしょ、こうして、こすりこすり、かきかき、んん、んん、んしょ、ん~しょっと。
んん、んはぁ、はぁ、んはぁ、はぁ、はぁ、んん~しょっと、んん、んん、んしょ、んしょ、んっふ、はふぅ、ふぅ、ふぅ、ん~っふ、はふ~……はふぅ~……んん、んん、ん~んっと。
んん、んん、んはぁ、はぁ、ん~ん、んはぁ、はぁ、いっぱい取れちゃう、い~っぱい……んはぁはぁ、ほぅら、また取れちゃう。
おっきな耳垢、いっぱい取れっ、んん、んはぁはぁ。
はぁ、はぁ、ここ気持ちいいでしょ?
あぁ、コリコリするの気持ちいい、はぁはぁ、私もここ、ここが……んん!
んはぁ、はぁはぁ……は!?
わ、私ったら何を……。
は、はい、今度はそっち!
まだやって欲しい?
もう綺麗になったからいいの!
ほら、早くそっちの耳貸して!
いいから寝転ぶのっ、ガリガリほじってやるぅ!
んふふっ♪
んしょ、んしょと、ん、んん、よく見えないわね、もっとこう……んん、んん、え、耳たぶ引っ張り過ぎ?
平気よこれくらい、それよりモゾモゾしないでよね、じっとしてるの!
ん、んん、ん~しょっと、んしょ、んしょ、んふふ……ふ~~っ、あはは♪
ほら、じっとしてないと危ないわよ?
ホントに突き刺さっちゃったらどうするのよ……んしょ、んしょっ。
かきかき、ほじほじ、かきかき、こりこり……んん、んん、ん~ん、すりすり、ごしごし。
ん、んん、ん~しょっと、ふむふむ、ん~ん、んしょ、んしょ、ん~、カキカキカキ~っと。
こっちも忘れずにコリコリしてあげる。
ほらここ、気持ち良くない?
いいわよね……そうそう、んん、んはぁはぁ、ん、ん、ん~ん……ん、ん、ん~ん、んしょっと、んしょ、んしょ。
耳の入り口もね、かりかり、かりかり、いっぱい擦ってあげる……耳の穴ぐる~っと全部、んしょ、んしょ、こうして、こすりこすり、かきかき、んん、んん、んしょ、ん~しょっと。
んん、んはぁ、はぁ、んはぁ、はぁ、はぁ、んん~しょっと、んん、んん、んしょ、んしょ、んっふ、はふぅ、ふぅ、ふぅ、ん~っふ、はふ~……はふぅ~……んん、んん、ん~んっと。
ん、ん、んはぁ、はぁ、んしょ、ん~しょっと……うん、ここね。
分かる分かる、んしょ、ん~しょっと……ほらここ、ん、ん、気持ち良くない?
ふふっ、いいでしょ……んん、んん。
ん、ん、ん、ん……ん~しょっと、上の辺りをこうして、カリ、カリッて擦って、引っ掻いてぇ、ん、ん、ん、ん、ん~ん、下の方もカキカキカキ~っと……ん、ん、んふふ、ん~んん。
奥の穴に近い方へ、ゆっくり、ゆ~っくり押し込んでいってぇ、んはぁはぁ、鼓膜近くの……っと、耳垢はっけ~ん、ん、んっ、んしょっと、ん~しょっと……ほじ、ほじ、かきかき。
かり、かり、こす、こす、かり、かり、ほじ、ほじ……前の方も擦って、擦って、耳垢ほじり出してぇ、ん、んん、後ろの方も忘れずに、ほじ、ほじ、こり、こり、かり、かり、ん、ん。
ふぅ~~……はいお終い!
……お終いなの、もう十分気持ち良かったでしょ!
ちぇー、じゃないでしょ、はいはい、分かればよろしい……え、私?
だ、だから私はいいってば!
いいから、いいの!
……耳かきでシンクロして、気持ちいいのが伝わってることバレちゃうかもだし……
わ、私のデリケートな耳を兄貴にさわられたくないのよ!
あぁもう、落ち込むとこじゃないでしょ!?
き、気持ちだけ受け取っておくから……うん、ありがと……って、なんで私が耳かきした上にアンタにお礼言わなくちゃいけないワケぇ!?