パート4 粗相のお仕置き
さぁ……そろそろお仕置きの時間かしらね?
あら? なんでお仕置きされるの? なんて顔してるわね。
もしかして、こんな状態でお仕置きされないで済むなんて思っていたのかしら?
ふふっ、しらばっくれる気ね? ご主人様を前に、なかなか良い度胸じゃない。
それじゃあ聞くけど、ご主人様を前にして興奮したままのバカイヌは誰かしら?
ほら……ここ、ポチのパンツ、ずっと膨らませたままよ?
気づいたときから、ご主人様は何も言わないで黙っていたのよ。
こんなところを悪い子にさせてるポチに、自分で気づいて良い子になってほしいから。
だけど、いつまで経ってもポチのここは悪い子のまま……。
私はポチのご主人様だから、この粗相を叱る義務と責任があるのよ?
それじゃあ聞かせてくれる? どうしてポチのここが悪い子になっているのか。
……そう、ご主人様のボンデージを見て、それにずっと興奮してしまっているのね?
ポチ? ポチが私にこのボンデージを勧めたのはそういう理由で勧めていたの?
ご主人様を性の対象として見ていて、自分が興奮したいために勧めたのね?
これまでの調教に集中せずに、パンツの中をそんなことにしてるのも、そういうことなのね?
それがご主人様に対する態度なのかしら?
ポチ……私、あなたにとってもがっかりしてしまっているわ。
まさかポチが、絶対的存在であるご主人様に対してそんなことを思うなんてね。
正直に言って、失望してしまっているわ。
……だけど、私も鬼じゃないわ。
反省の色が見えるのであれば、許してあげないこともないわよ。
ポチ、あなたは自分がやってしまったことを悔い改めることができるかしら?
これはあなただけじゃなく、私にとっても大問題だって分かっているわよね?
ポチの粗相はご主人様である私の失態……だからこそ、私がポチを心から反省させてあげる。
それじゃあ……ほら、ここに座りなさい。
いいから……嫌なことから逃げようとしても、それは問題を先送りにするだけ。
本当に悪いと思っているなら、逃げずに正面から立ち向かいなさい、ポチ。
ええ、そう……じゃあまず、自分がしたことをきちんと受け止めましょうか。
ポチ……あなたは私に何をしてしまったのか、もう一度よく考えてみて。
ご主人様のボンデージに興奮した……それがどういうことか考えてみなさい。
それはつまり、ご主人様を性の対象として見ていたってことでしょう?
このぴったりとしたボンデージを通じて、私の身体に興奮していたのね?
おっぱいも、腰のくびれも、脚も……全部、ポチは妄想していたんでしょ?
ご主人様の身体を妄想して、興奮するなんて、どういうつもりなのかしら。
あなたの考える主従関係というのはそういうことなのかしら?
そう…違うわよね。
それなのにご主人様に興奮するなんて……やっぱりおまえはどこまでも悪い子のようね。
どうせご主人様に会えない時も、以前のお仕置きを思い出して興奮していたんでしょ?
ほら、この際全部言ってしまった方が楽よ? 吐いてしまいなさい。
……ふふっ、やっぱりそうじゃない。
思い出しながら興奮するのってどういう気持ちなのかしら?
そうやって思い出す時も、今みたいにパンツの中を悪い子にしているの?
ほら、こんなに大きくなってる……まるで中に生き物が入っているみたいね。
それに少し濡れているわよ……もしかしてポチ、お漏らししちゃってるの?
違う?それじゃあなに? どうしてここが濡れているか説明してくれるかしら?
我慢汁……そう、そんなに我慢してご主人様に興奮しちゃっているのね。
それに、こうやってご主人様にパンツの中の粗相を見られるのも、興奮しているの?
ほら、こうやってパンツを見ると……ふふっ、ぴくぴくって動いているわよ?
これって、ご主人様に恥ずかしいところを見られているから興奮しているのよね?
ほら、言ってるそばからビクンビクンって……まるで生きているみたいね。
それにこの臭い……生臭くて、とってもオスっぽい臭いが辺りに漂っているわ。
これがオスの……ポチの臭いなのね?
くんくんくんっ……ああ、さっきよりも臭いが濃くなってきているわ。
それに、パンツのお漏らしの染みも次第に大きくなってきている……。
こうやってご主人様に粗相を報告していること自体が、ポチにとって気持ちいいことなのね。
まったく、呆れるほどのマゾイヌね?
本当に粗相をして叱られているという自覚があるのかしら?
さっきから息が荒くなっているのも、そういう意味なのかしらね。
あら、私が気づいていないとでも思っていたの?
あからさまに呼吸が荒くて……興奮しているのバレバレなのよ?
ご主人様がすることなすことに興奮するなんて……これじゃあお仕置きにならないわね。
もっと直接的な……そうね、痛みを伴うようなお仕置きにしなくちゃね。
ふふっ、どうしたのかしら? 急に萎縮してしまっているみたいだけど?
今更そんなに謝っても無駄よ……口ではなんとでも言えるわ。態度でお示しなさいな!
それじゃあどんなお仕置きがいいかしら……ふふっ、そうだわ。
粗相のお仕置きなんて、あれに決まっているじゃない。
私としたことが、すっかり忘れてしまっていたわ。
ほら、ポチ……こちらへ来なさい。
どうしたの? そんなに警戒して……それともご主人様の言うことが聞けない?
ふふっ、そうよ……あなたは私の言うことだけを聞いていればそれでいいのよ。
ほら、ここ……ご主人様の膝の上に身体を載せるのよ。
あら? 膝の上って聞いた途端に、なんだか嬉しそうな顔になったわね?
誤魔化そうとしても無理よ……あなたは嘘を吐くのがとっても下手なんだから。
そう、胸とお腹が下になるように…、そう、私の膝の上に載せてごらんなさい?
ふふっ……背中がじっとり、汗で濡れてしまっているわよ?
これって冷や汗なのかしら? それとも興奮して出てきた汗?
どちらにせよ、これからもっとたくさん汗を流すことになるから……覚悟しなさい。
これから何が始まるか、もう勘の良いポチならわかっているはずよね?
そう、これからポチのお尻を叩いてしつけをしてあげるのよ。
ふふっ……まだお尻に手を当てただけよ? 今、すごく身体が跳ねたわよ?
もしかして今からお仕置きされるのにも関わらず、期待しちゃっているのかしら?
やっぱり悪い子は、どこまでも悪い子なのね……私がっかりしてしまったわ。
だからこそ……今日はたっぷりとその性根をたたき直す良い機会よね。
ほら……お仕置き始めるわよ、ポチ?
あら、随分といい音が響くじゃない、ポチ?
どう? ご主人様の手の平で、お尻を叩かれてお仕置きされている気分は?
自分がどんなに悪いことをしたか、痛感することができているかしら?
もしそうなら、ご主人様に分かるように鳴いて反省をするといいわっ。
あら? そんな鳴き声……まだまだ反省が足りていないようね?
ほら、もっと鳴きなさい! ご主人様に許してもらえるように、精一杯鳴いてっ!
お尻を叩かれる度に、身体をそんなに揺らして……随分と効いているみたいね?
だけどどうしてかしら? ポチの表情がとっても緩んでいるように感じるのよ?
もしかして、お仕置きされているのにも関わらず、感じてしまっているのかしら?
ご主人様のお尻たたきで、いやらしくも興奮してしまっているマゾイヌなの?
さっきから、だんだん漏れる声が、快楽を帯びてきているみたいだわ。
こうやってご主人様にお仕置きをされてしまうことが、何より快感のようね。
だったらいいわ……ほら、もっと鳴きなさい! いやらしく鳴いてみなさい!
ご主人様にお仕置きされながら、ひぃひぃ情けなく鳴くところを見せてちょうだい!
ふふっ、そう、その調子よ……もっと情けない声でたくさん鳴いてみなさい。
そんなにご主人様のお尻たたきはいいのかしら?
それとも、ご主人様が素手でポチのお尻に触れていることに興奮しているの?
どちらにせよ、あなたがマゾイヌの駄犬であることには間違いないわ。
まるで母親にされるように叱られているのにも関わらず、興奮してるんだから。
こんなことで興奮するのなんて、きっとあなたくらいよ、ポチ?
まったく、情けないくらいのマゾイヌなんだから……でも、それがいいのよ。
私に従順に使えるマゾイヌだからこそ、こうやってしつけ甲斐があるのよね。
こうやって情けない声で鳴くのを聞くと……ふふっ、なんだかゾクゾクしちゃう。
それにさっきから、背中の汗がどんどん溢れてきているわよ?
やっぱりこれは、興奮してかいている汗だったみたいね。
お仕置きされながら興奮するなんて……とんだ変態ドマゾイヌね。
……まったく、ポチはどこまでも駄犬のようね……私が甘かったみたい。
お尻が真っ赤に腫れるくらい、痛いお仕置きをしてあげないとね?
だってそうしないと、ポチのためにならないなら……仕方ないわね。
これでもポチのご主人様ですからね、その責任を果たさないといけないわ。
素手で叩いて効かないなら……もっと痛いお仕置きを考えないといけないわね。
そうね……何か道具を使ったお仕置きにしてあげようかしら?
あら? どうしたの? 道具って聞いた瞬間に、すごく身体が揺れたわよ?
もしかして、道具を使うのが怖い? それとも、楽しみなのかしら?
ふふっ、どちらにしても、この反応を見たら道具を使わずにはいられないわね。
それじゃあ、四つん這いになってくれるかしら?
ほらもっと脚を広げて……ふふっ、なんだか滑稽な姿をしているわね。
少し脚が震えているわよ? 緊張しているのかしら?
それとも、これから起こることに興奮が隠し切れていないのかしら?
だとしたら……その期待に応えられるだけのものを準備しないとね。
そうねぇ……これ、なんてどうかしら? ほら、見える?
騎乗鞭よ……ジョッキーが使っているあれね。
馬もこれで叩かれたら相当痛いはずよ……だったら、ポチはもっと痛いかもね?
ふふっ……なんだかとっても試してみたい気分になってきちゃったわ。
ねぇ、ポチもそうでしょ? この痛そうな鞭で叩かれたいでしょ?
この鞭で叩かれたなら、きっとポチも反省できる……そう思うの。
こんな風になるまで放っておいた私にも責任があるわ。
二人で粗相を真摯に受け止めて、それで終わりにしましょう?
……なに? もしかしてご主人様に反抗するつもりなのかしら?
痛そう? ふふっ、おかしなことを言うのね、ポチ……痛くないわけないでしょう?
さっきのは気持ち良かった? だからあんな情けない声を出していたのね。
だけどねポチ……気持ちいいお仕置きなんてあるわけないでしょ?
反省するのなら、しっかり見えるように行動で示しなさい!
ほら、歯を食いしばって……倒れないように気をつけるのよ、ポチ……!
あぁ……思っていた以上に大きくて重みのある音が響くわ……!
そしてこの手に伝わってくる衝撃……何物にも代えられない快感……っ!
なんて……なんて素晴らしいのかしら、この乗馬鞭はっ!
こんな快感を知ったら……もう、手を止めるなんてことできるはずがないじゃないっ!
ほら、ポチどう? この重々しい衝撃がちゃんと全身に伝わってるかしら?
これがあなたの、粗相を犯した罪の償いよ……ほら、しっかりと受け止めるのよ。
ふふっ、どうしたの? さっきから口数が随分と少なくなっているじゃない?
それに鞭で叩くごとに、うめき声みたいな声も漏れてしまっているわよ?
さすがのマゾイヌでも、こんな鞭で叩かれるのはご褒美にならないのかしら?
でもそれで正解よ……だってこれは、悪い子になったポチへのしつけなんだから。
これで気持ち良くなってしまうのであれば、また別のを準備するつもりだったけど……。
だけどその、うめき声にも近い声……よっぽどお仕置きが堪えているようね……!
ふふっ、もっと味わいなさい? 自分の罪をもっと自覚できるようにね。
あら? もうお尻がこんなに真っ赤になっているわよ?
さすがは馬用の鞭ね……ポチの貧弱な身体には、この鞭は不向きのようね。
さっきから脚が異常にぷるぷる震えて……まるで生まれたての子鹿ね?
それにこの汗……興奮しているから出てるわけじゃない……わよね?
あまりの衝撃に、冷や汗が吹き出しているってところかしら?
でもそれでいいの……そんな様子を見ていると、しっかり反省しているって分かるから。
それにその表情……苦痛に耐えるその表情を見ていると……もう、我慢できないわ。
ほら、もっとこの痛みを味わいなさい……!
この鞭で、お尻が腫れ上がるまで叩かれ続ける痛みにもがき苦しみなさいっ!
そしてもっと……もっとその声を聞かせて……喘ぎ苦しむ声を、私にもっとっ……!
ほらっ……ほらほらほらっ……!!
ああ、いいわ……その声……聞くだけで背中がゾクゾクってしちゃう。
苦しみに打ちひしがれるその様子……もう、さっきから呼吸がどんどん荒くなっちゃう。
ほら、ご主人様が喜んでいるのよ? もっと苦しむ様子を見せなさい?
もしかして足りない? もっと激しく叩けば、私が望むような声を出してくれるの?
ほらっ……ほらっ、ほらっ、ほらああっ……!!!
いいわ、その調子よ……もっと、もっと鳴くの……もっと喘ぎ苦しみなさいっ!
ほら、ご主人様に懺悔の言葉は? 悪い子になってごめんなさいは?
ご主人様のボンデージ姿に興奮してしまいました、ごめんなさいは?
マゾイヌの分際で、ご主人様を性的な目で見てしまっていてごめんなさいは?
ほら、謝りなさい……謝罪しなさい……贖罪しなさい……っ!
言葉だけじゃダメ……行動で、態度でしっかりと示すの……!
額を床にこすりつけて謝って……ほら、今すぐに……そう、その通りよ……!
私を……ご主人様を、床に頬をこすりつけながら見て……ああ、そうよ……!
私はポチのご主人様……そうまでして見上げないといけない高貴な存在よ……!
ほら、崇めなさい! 縋るように、ご主人様を見上げなさいっ!
ふふっ、そうよ……その目……その目で私を見て……もっと見て……!
ああ、いいわっ……その視線……気持ちいい……最高よ、ポチ……!
こうしてご主人様が見下してあげているわ……どう? ご主人様の視線は?
見下されながらこんなに鞭で叩かれて気持ちが良いんでしょう?
どうしようもないマゾイヌだから仕方ないわね……だけど、それがいいの……!
こうやって駄犬を弄ぶこの瞬間が、私の何よりの幸せの時間なんですから……!
ほら、もっとお尻を突き出しなさい! 鞭が当たりやすいようにするの!
ご主人様からお仕置きを受けているのよ? 何か言うことはないの?
こんなに僕のためにお仕置きしてくれてありがとうございます、でしょ?
マゾイヌに労力を使って下さりありがとうございます、でしょ?
ほら、言いなさい! ご主人様の目を見てはっきり言いなさい!
ご主人様に見下されながら、頬を床にこすりつけながら……言いなさい!
……ふふ、よく言えたじゃない、ポチ?
十分反省が出来たみたいね……それじゃあ、お仕置きはここまでよ。