第3話 少し寄っていきませんか?
休日のある日 買い物に一緒に行った帰り道
ナナ狐「荷物持たせちゃって悪いわね……大丈夫?」
主人公「お、おう(マジで結構重いぞこれ)」
ナナ狐「ふふっ、無理しちゃって。結構重いでしょ、それ……狐手繰り」
軽めのエフェクトで狐手繰り
主人公「え、軽くなった!?」
ナナ狐「軽くなったでしょ。こちらの妖力であなたの腕をサポートしてるの……こういう使い方も出来るのよ」
ナナ狐「買い物、付き合ってくれてありがとう……しかも食事までごちそうしてくれて……今日は正にテンプレ通りのデートと言ったところね」
主人公「え、ダメだったかな?」
ナナ狐「ふふっ、違うわ。とっても嬉しいの。妖狐の私があなたと普通にデートしてる……ちゃんとお互いに好意を持ってね」
主人公「……」
ナナ狐「黙った……前から薄々思っていたけど、あなたってかなりシャイよね」
主人公「ナナ狐がオープン過ぎるんだよ」
ナナ狐「あら?私がオープン過ぎる?……妖狐は好きになったら一途なのよ……前にも言わなかったかしら?」
主人公「そ、そう言えばこの中身なんなんだ?」
ナナ狐「ふふ、恥ずかしいから話題を変えたい?……いいわよ、私尽くすタイプだから……え、中身?それはペンタブよ……パソコンで絵を描く道具」
主人公「マンガに使うのか?ていうか結構いい値段しないかこれ?」
ナナ狐「そう、マンガに使うの……最近はほとんどデジタルだから私もそろそろ慣れておこうと思ってね……パソコンは持ってるわよ……エロ画像漁りが日課だから……え、ふむ、値段はお年玉2年分ってとこかしら」
主人公「うっ(結構高い買い物なんだなこれ)」
ナナ狐「あっ、今、腕が緊張したわね……狐手繰りを通して私にも伝わったわ」
主人公「そりゃそうだろ」
ナナ狐「別に仮にあなたが落として壊しても私は怒らないわよ……あなたの方が大切だもの……まぁその分サービスしてもらうと思うけど」
主人公「うっ……(弁償より怖いだろそれ)」
ナナ狐「あら……更に緊張したわね……ふふ、なに想像してたの?……あ、ついたわ……ここが私の住んでる寮○○よ」
ナナ狐達が住んでいる寮に到着 一見普通の建物
主人公「結構普通なんだな」
ナナ狐「結構普通ってどんな想像してたの?……ねぇ、荷物もあるし……折角だからちょっと寄ってかない?」?