Track 8

第8話 きつねのおもてなし ナナ狐編

善行部のドアが開く するとナナ狐が座ってお出迎え ナナ狐「ようこそいらっしゃいました……お客様」 主人公「な、何これ?」 ナナ狐「あら、何驚いてるの?私が畏まった態度を取るの、そんなに変かしら?」 主人公「い、いやそういう訳じゃない(そういう訳なんだけど)」 ナナ狐「言ったでしょ?……今日はあなたに日頃のお礼を兼ねておもてなしをさせて頂くわ……だからあなたはお客様」 主人公「お、おう(わ、訳わかんねぇ)」 ナナ狐「そういう訳だから今日は存分に楽しんでね……さぁ中へどうぞ」 主人公部室に上がる ナナ狐「それではご案内します……お手を拝借……ふふ、こちらへご一緒に」 主人公「こちらっていつもの部室じゃ」 手を繋いで歩く主人公とナナ狐 ナナ狐「足元暗くなっているから気をつけてね……いつもの部室?いいえ違うわ……じゃあ見せてあげる」 襖を開くナナ狐 ナナ狐「ここはあなた専用の耳かき部屋……内装も模様替えさせてもらったわ……耳かき専門店を参考に作ったのよ」 ナナ狐「柔らかい布団に、少し暗いけど温かさを感じる明かり……耳かきの道具も一通りは揃えておいたわ」 主人公「す、すごいな」 ナナ狐「さぁ……お布団に行きましょうか……耳かきでゆっくりとおもてなししてあげるわ……今日は楽しんでね」