Track 2

ネットカフェと妄想と

遊びに出てからしばらくして 「うぁぁぁ……つっかれたぁ……うう……どーせそんな事だろうと思ってたけど、最初はズボンとか男の時でもしてた格好にしてくれりゃ良いのに……ま、予想は出来てたけどな。お前の事だしぃ? くすくす……だーかーら、付き合い長いんだから判るっての」 「んー、まぁ、ひらひらしてすーすーして正直、気が気じゃなかったけど……まぁ、慣れたっちゃ慣れたかなぁ……あー、まぁなぁ。どうせ抵抗しても無駄だし、スカート吐いてても変じゃないみたいだしなぁ……」 「でも、すっげー疲れた……いや、確かに歩いて疲れたってのもあるけど、どっちかっていうと気疲れって奴かなぁ……ゲーセンとか適当にぶらぶらしてるとさ、視線が気になるんだよ……ていうか、女になるとそういうの敏感になるのかね? 脚見てるなーとか胸見てるなーとか、丸わかりだからなぁ……顔見られるよりよっぽど恥ずかしいんだよ、アレ」 「嫌……んー、まぁ、良い気分はしないけど、しょうがないんだろうなぁ、くらいにしか思わないぞ? 俺だって男の時は見ちゃってたしなぁ……出かける前に鏡で確認したけど……その、自分で言うとアレだけど、そこそこ見れる外見だろ? だから、見られるのはしょうがないんだろうなー……くらいにしか思わないって」 「……まぁ、休憩で漫画喫茶に逃げ込むはめになった訳だし、お前にはちょっと悪い事したかなーって思ってるけどな……だって、ファミレスとかだと見られるの変わらないし、カラオケとかだと歌わないと損した気分になるじゃん。ゆっくりするならこっちの方が良いかなーって……まぁ、漫画喫茶ってあんまり来た事ないから、個室の狭さにややドン引き状態だけどな」 「並んで座ってるだけで肩ぶつかってるもんなぁ……もう一部屋取ってくるか? これじゃ、ゆっくり出来ないだろ? ……こうすりゃ平気って……ちょ、こら、何抱き上げて……ん……いや、まぁ、クーラーも効いてるし別に膝の上に座ったからって暑くてしょうがないって事も無いけど……はぁ、ややショックだ……んー、簡単に抱き上げられたからなぁ……」 「軽いからって……いや、俺も軽いんだろうけど、お前の方が力あるんじゃ……まぁ、どっちでも良いけどなぁ……ん……うっせ、自分から膝の上に置いたんだろ? 大人しく座椅子になってろって」 「……んー、テンション低いのは自覚してるけど、素直って言われるとちょっと心外なんだが……まぁ、お前でも判るくらいにはそういう気分って事だよ……何でって……いや、何してるんだろ、って考えるとなぁ」 「別に楽しい楽しくないじゃなくて、人生初のデート? の相手がお前で、しかも女は俺で……結構クルぞ、これ……そりゃ、まぁ……俺だって年頃の男子な訳だし? こういう感じの娘とこんなデートしたいなーとか、そういう妄想だってした事ある訳よ」 「それがなぁ、現実は……これだろ? そりゃ、テンションもちょっとくらい下がりますっての……あー、もう。別にお前のせいじゃねーっての、俺が女になったのはお前のせいじゃないだろうが……いや、うん。女になってから色々とやらかしてくれたり、こうやって初デートの夢を打ち壊してくれたのは間違いなくお前だけどな」 「……ふふ、別に怒ってないし、ちょっとテンション下がってだけだから気にすんな。それなりに楽しんでたしな……ん、彼女が出来たらどういう事したかったって……んー、この状況って妄想してたのに近いかもな」 「いや、ほら。好きな娘がこうやって膝の上に座ってイチャイチャするとか、結構憧れないか? ……自分で言ってて恥ずかしくなってきた……う、うっさい、俺はイチャラブ系が好きだし、純愛系の方が好きなのっ。お前みたいに嫌がるのを手籠めにする陵辱系が好きな人間じゃないんだっての」 「へー、そう言っても説得力がなぁ? だって、初めての時だってかなり強引にされたし、それからもお前からってのが多かったしぃ? 出かける前のだって、ぶっちゃけ力尽くでって感じだしぃ? それで『自分だってそういうのある』って言われても説得力ってのが全く無いっての」 「まー、諦めも付いてるけどな。ぶっちゃけ、最初に身体を許しちゃった時から男に戻らない限りはこういう事するんだろうなーって思ってたし……まぁ、その……お前とするのが嫌って訳じゃないし……う、うっさい! 見知らぬ誰かとするくらいなら、っていう比較級だ。それなら知ってるお前の方がってだけで……ぁ……ちょ、なんで抱きしめ……ふぁ、は……や、こら……悪戯……すんな」 「はぁ、はぁ……ん、はぁ……なんか、手付が微妙に優しくて……変な感じなんだけど……あぅ……そ、そりゃ、俺の妄想だとこんな感じだったけど……バカ、調子に乗るな……あ、んぅ……んぅ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅぅ……本当、悪戯好きだよな」 「はぁ、ふぁ……んぁ、はぁ……はぁ、はぁ……や、こら……首筋にキスすんな……声、出るから……あ、んぁ……んぅ、はぁ……はぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……はぁ、ふぁ……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぁ……」 「どんな妄想してたって……い、言うのか? いや、だって恥ずかしいし……あ、んぁ……んぅ、はぁ……わ、判った、言う……言うよ……その……こんな感じで膝の上で座って……後ろから抱きしめて首筋にとかにキスしたり……あ、ふぁ……あ、んぁぁ……」 「言った事……するのかよ……あ、んぁぁ……んぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……うう……どうせ止めろって言ってもやるんだろうし……手加減しろよ……声出たら、聞かれるから……あ、んぁぁ……んぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……はぁ、はぁ……んぁ、はぁ……」 「はぁ、ふぁ……ん、はぁ……首筋にキスしたり……胸、優しく触ったり……あ、ふぁ……んぅ、はぁ……や、こらぁ……優しく触るって言うのは、直接じゃなくて……ば、バカ、ブラずらしたら動けなくなるから……あ、んぁぁ……はぁ、はぁ……あ、んぁぁ……」 「ん、はぁ……あ、ああ……んぅ、はぁ……乳首立ってるとか言うなぁ……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……あ、んぁぁ……んぅ、はぁ……はぁ、はぁ……えっと……それで……身体撫でて……可愛がる感じで……んで、キスもしたり……あ、んぅ……ちゅぱ、ちゅぅ」 「ふぁ、はぁ……本当、ためらいないっていうか……手加減……しないと怒るから……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、えろぉ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、ちゅるぅ」 「はぁ、ふぁ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……ん、ちゅぅ……はぁ、ふぁ……ん、ちゅぅ……れろ、えろぉ……はぁ、はぁ……ん、ちゅぅ……れろ、ちゅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ん、ちゅ……ちゅぱ、ちゅぅ……」 「はぁ、ふぁ……エロイ顔してるって言われても……判るか、ばかぁ……んぅ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅぅ……後は……そのまま身体撫でたり……そ、その……そんな感じでイチャイチャするとか……う、うっさい、経験無いんだからそれくらいしか想像出来なかったんだよ……ていうか、なんで自分の妄想を自分にされてるんだよ、俺は……ぁ……ん、ちゅぅ」 「ふぁ、はぁ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、はぁ……ん、ちゅぅ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅ……あ、んぁ……はぁ、ふぁ」 「あ、んぁ……や、こらぁ……スカートの中、手……それ、やりすぎ……あ、ああ……濡れてるとか……言うなぁ……すっごく恥ずかしいんだぞ、ばかぁ……んぁ、んぅ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅ……ふぁ、はぁ……ちゅ」 「ちゅぱ、ちゅ……ふぁ、は……脚開いてるって……ちが、これ力入んないだけで……あ、んぁ……はぁ、はぁ……本当、触るだけ……だから……それ以上したら、おっきな声出るから……あ、んぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……」 「ちゅぱ、ちゅぅ……はぁ、ふぁ……あ、んぁぁ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅ……はぁ、ふぁ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅぅ……ん、ちゅぅ」 「んぁ、はぁ……なんか、素直っていうか……お前の事だから無理矢理でも結構激しくするかもって思ったのに……あ、んぁぁ……んぅ、はぁ……嫌な奴だ……俺の考えてた事、全部お見通しって事かよ……まぁ、俺がお前の考えてる事判るんだもんな……お前だって判って変じゃないか……あ、んぁ……んぁ、はぁ……はぁ、はぁ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、ちゅぱ……ちゅぅ」 「はぁ、はぁ……うん……イチャイチャ、焦らして……我慢出来なくなったところで……そんな事、考えてた……う、うっさい、実際にやられると……すっげー恥ずかしい……か、可愛いとか言うな……あ、ぅ……本気……だよな……今更確認するまでも無いか」 「……ん、良いよ……ここでモヤモヤさせられるよりも……俺だって……気持ち良くなりたいから……ホテル……行く」