導入
これから、本格的にリラックスしてぐっすりと眠れるように、催眠の段階を深めていきますよ?
それでは、目を閉じて…深呼吸をしてください。
大きく吸って…止めて。吐いて…吸って…吐いて…吸って…はい、いい調子です…
目を閉じたまま、想像してください…あなたは、今、ぐっすりと眠れるベッドがあることで有名な、高級ホテルのエレベーターの前にいます。
あなたは、5の倍数の階に予約をとったのは覚えているのですが、何階なのか、正確に思い出すことができません。
ですので、あなたは、5階ごとに、開いたドアの外を覗きこむことにしました。
エレベーターが止まるたびに、あなたは閉じている目を開いて、首を起こしましょう。
それでは、いきますよ? 1,2,3,4,5 はい、目を開けて首を起こして…
どうやら、この階ではないようです。目を閉じて、首をおろしてください…
エレベーターが登り続けます。6,7,8,9,10、はい、目を開けて首を起こす…
ここでもないようです。目を閉じて、首を下ろして…
11,12,13,14,15 もう一度目を開けて首を起こして…
まだまだかかるようです。目を閉じて頭を下ろす…
16,17,18,19,20 開けて、起こして…
ココも違ったようです。 閉じて、おろして…
21,22,23,24,25 目を開けて、起こす…
もう少しかかるようです。 目を閉じて、下ろす…
26,27,28,29,30 さあ、開けて…首を上げて。
だいぶ近づいてますが違うようです さあ、閉じて…首を下ろす…
31,32,33,34,35,頑張って目を開けて…起こす。
どうやら、到着したようです。
疲れたあなたは部屋にはいると、すぐにベッドに潜りこみました。
さあ、目を閉じて…頭を下ろして…
とてもふかふかでいいベッドです。暖かくて柔らかくて、これ以上にない眠り心地です…
さあ、目を閉じたまま、私の声を聞いてください…
あなたはとっても疲れて眠い…疲れて眠い…体がおもーい、ずっしりとおもーい、沈み込むようにおもーい…
さあ、足がどんどん重くなってくる…とてもとても重く、そして、疲れてくる…
あなたの腕の筋肉も重くなる、そう、だんだん鉛のように、重く疲れてきます…
今度は、まぶたが重くなってきます、目が開かないぐらいにおもーくなってきます。あなたはうつらうつらしています。
さらに、疲れと眠気がおそってくる…
そう、まぶたがさらにさらにおもくなり、目が開かなくなる…
さあ、目をつむったまま…そう、つむったまま、私の声を聞きなさい…
私の声を聞けば、リラックスできて、とてもいい気持ちになります。あなたの体中の力が抜けて、ふわふわとくつろいだ気分になるのがわかるでしょう…
さあ、今度は深呼吸をしましょう…
吸って…止めて…! 吐いて…吸って…吐いて…吸って…吐いて…さあ、深呼吸を続けて…
深呼吸をするたびに、深ーく深ーく沈んでいきます。どこまでも深く、ぐんぐん深く沈んで、催眠状態になります…
深呼吸をするたびに、どんどん深くなり、私が起きてと言うまで、何があっても、目が覚めない…
そして、あなたは私の言うとおりになります…さらにさらに、深い催眠状態に入っていく…
さあ、今度は目をきつーく閉じて、そう、ぐっとぐっときつーく閉じて…もう、目を開けたいなんて思えないでしょう。とてもいい気持ちです。さあ、ゆったりと横たわって…私の声だけを聞きなさい…