Track 10

⑩居間 ~耳に迫る舌と手の温もりと~

--------------------------------------------------- ⑩居間 ~耳に迫る舌と手の温もりと~ --------------------------------------------------- 熱を持った精液が、ゆっくりと身体の中を流れ落ちていくのを楽しむ…… そして、興奮した様子で私の喉元を眺めていた塔也に近づいて…… 【美崎】 「足でされて、こ~んなにたくさん、白いの出しちゃうなんて……  塔也の~…ヘ・ン・タ・イ♪」 甘い声音を直接鼓膜に送り込みながら… 胸を彼の肩に押し付ける形で、後ろから抱きついた… 彼の赤かった顔がさらに赤くなって… 荒い息が整わないままに、宿題に目を落とす… どうして、この生き物はこんなにもかわいいんだろうか…? やることなすこと、私の心の琴線に触れては、身体を熱くさせる… 【美崎】 「ね……まだ、勃起したまんまだね……  おねえちゃんに、もっと…してほしい?」 私は、彼を支配してるつもりで…赦しを得ようとしている…… だって、塔也がここで縦に首を振らなければ、私はなにもできないから…… 恋人でもない、ただの、いとこだから…… わがままを通して、一人暴走するわけにはいかない…… それでも彼は、素直に頷いてくれて…… だから、愛おしさが止まらない…… 【美崎】 「かわい…♪ じゃあ、シテ…あげるね」 手が伸びる…塔也の濡れたオチンチンに… この夏に、初めてその感触を知って… この夏に、初めてその熱さを知って… この夏に、私の初めてをもらってくれた… 丁寧に、慈しむように…… その形に沿って、上下にしごいていく…… 【美崎】 「ぁ…、…っ、は、ぁ……っ…、…んっ……ふ、ぅぅ……っ……」 重なりあった身体から、汗が交じり合い、体温が行き来して…… 収まりつつあった二人の息が、また荒さを取り戻していく…… おばあちゃんが起きてきてないか、物音に注意しながら… 塔也のエッチな声に酔いしれる… そうこうしてるうちに、伝わってくる震えが激しさを増してきた…… 【美崎】 「あっ……もう、出そう?  いいんだよ…ガマン、しないで…っ」 空いたほうの手で彼のシャツをまくり、乳首を指先でコリコリしてあげる… 塔也の身体は弱点だらけだ…… オチンチンだけでなく、耳も、乳首も感じてしまう…… 【美崎】 「乳首も耳も…ぜんぶ、おねえちゃんが、愛してあげるね♪  ん、はあぁ、ぁぁ~~~……っ」 【美崎】 「ぢゅ、っく! ぢゅぅっ、ぢゅるるぅっ!  ぢくぢく…ぢゅぷっ! ぢゅぷんっ! ぐぢゅぷんっ!」 三箇所を同時に責めてあげると… 【美崎】 「んっ!? むふっ、んんっ、んんんんっ♪」 塔也はあっさりと達してしまい、テーブルの下に新しい精液を撒き散らし始めた… プクッ、プクッと膨らむのに合わせて、 キュムッ、キュムッとつまみ、精液が出るのを手助けする… 【美崎】 「んむ、んんん…っ、ぢゅる、ぅ…っ…ぢゅく、ぢゅぷ、ぅ……  ん、ぷあぁぁ~~~……っ」 本日二度目の射精のはずなのに… 質量と熱さを伴った精子が、私の手を汚した… そしてまだ、ドクン…ドクン…と物欲しそうに脈打っている… 【美崎】 「…まだ、萎えないとか…  ちょっと、おねえちゃんに期待しすぎじゃない? ふふっ♪」 自分でも驚くほどに、嬉しそうな声…… 私はもう、エッチな彼にメロメロなんだ…… 【美崎】 「汗、かいちゃったね…宿題どころじゃないし、お風呂…はいろ?」 床に飛び散った精液をふき取ってから… まだ全然進んでいない宿題を放置し、私たちは脱衣所へと向かった……