⑬縁側 ~線香花火と相互オナニーと~
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⑬縁側 ~線香花火と相互オナニーと~
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――8月28日……
あしたになれば、塔也は本当の家に帰ってしまう……
今日は、今年最後の、一緒に過ごせる日…
家族が寝静まったあとに、二人で線香花火をした…
パチパチと、暗闇を照らす二つの光……
それを見つめながら、なかなか会話ができずにいた
今年は…楽しかった…いつもよりも、ずっと…
だからこそ、言葉がでない…
どうして、終わりがくるのか……
わかりきったことなのに、自問自答しそうになる……
でもやがて、目の前の光は小さくなっていって……
ポトリと、ふたつ一緒に、地面に落ちていった……
【美崎】
「……終わっちゃったね、線香花火……」
塔也は答えない……
口をつぐんだまま喋ろうとしない……
私は耐えかねて、なんとか元気づけたくて……
おもむろにパンティをずり下ろし始めた
きょとんとする塔也を尻目に、足先からスルリと取り出して…塔也に差し出した
【美崎】
「これつかって、オナニー、してみせて……
わたしも、一緒にやるから……」
塔也にオナニーの仕方を教えてあげて、二人で縁側に上がる…
そして、お互いの露出した性器を見せ合う形で、いじりはじめた…
【美崎】
「ん…っ! は、ぁあ…っ…これが…んっ、オナニー、だよ…っ」
足を大きく開いて、ぴくん、ぴくんと震えながら、オマンコの外側を撫でる…
塔也はそれを見ながら、私のパンティを、勃起したオチンチンに被せてこすり始める…
【美崎】
「んっ、ふぅ、ん…っ……は、あ…っ…ぁ、んっ、ぅ…くふっ、ぅ、ん…っ……」
月明かりにほんのり照らされた静寂の中で、
二人の立てる音が静かに響く……
こすれるだけの音から、だんだんと、水気の混じった音に変化していって……
私の脱ぎたてパンティが、塔也のカウパーで濡れていく……
【美崎】
「汚しても、かまわない、から…っ…もっと激しく…、こすって、いいよ…っ!」
塔也にだけ聞こえるような声で言ってあげると、
遠慮がちだった手の動きが速くなった…
それに合わせる形で、私もオナニーを加速させていく……
二人向かい合わせでオナニーしてる……
ただそれだけなのに、ビックリするほど濡れてきて……
【美崎】
「あっ、あんっ…! はぁっ、あっ、はぁっ、ぁんっ!
くふっ、ぅうん…っ! んあっ、あぅっ…ひっ、ぅう、んんん…っ!」
だんだん声が抑えられなくなって…
もしかしたら、誰かに聞かれるかもしれないのに…
【美崎】
(今日は……今日だけは……
お願い神様……見逃して、ください……!)
いるかどうかもわからない神にすがりながら、
勝手に許された気持ちになって……
塔也とシンクロする形でだんだん高ぶっていって…
卑猥な音まで大きくなっていく……
重なるエッチな音に導かれるように……
私たちの身体は同時に震えて、達した……
【美崎】
「んふっ、んんっん…! は、ぁ…っ、は……あぁ、ぁ、あ……っ……」
気持ちよさに腰を震わせながら……
パンティから精液が漏れ出るのを見ていた……