Track 2

腕を組んで歩きながら

;待ち合わせ場所にて 「……やれやれ、普段とは違う格好をしてたからとはいえ、まさか目の前に居ても気づかれないなんてね……ふふ、まぁ、それだけ君が驚いてくれたならサプライズをした甲斐もあったという事かな? ほら、今日の為に用意した浴衣……言い方を変えれば君の為に用意した浴衣だよ。もっとしっかりと見て欲しいな」 「ふふ……ありがとう。まぁ、この近所で大きなお祭りはこの晩夏(ばんか)のお祭りだけだからね。元は豊作のお祭りで10月くらいにしてたらしいけど地域に大きなお祭りが無いから十数年前に時期をずらして……ふふ、地元のお祭りの成り立ち、由来なんてあまり知らないのが普通さ。僕だってたまたま近所のおばさんの世間話で知っただけで、去年までは意識したことも無かったからね」 「それに成り立ちがどうであれ、楽しむ僕らとしてはあまり関係がないからね……ふふ、実際そう思ってるよ? こういう豆知識は事前の知識としてあれば話の種にはなるけど、種以上の物ではないからね。話の枕が精々、そこから色々な会話に広げたりして君と一緒の時間を楽しむ為の小道具に過ぎないさ……くすくす……照れてかわいいね。ほら、せっかくのデートだし手でも繋ごうじゃないか」 「……ふふ、この季節だと人肌はちょっと暑苦しい印象もあるんだけど……君となら大歓迎だから、僕も大概俗物だね……ふふ、別に悲観している訳じゃないよ。僕は僕なりにこの俗物な自分を気に入ってるし、何より君とこうしてるのを楽しんでいるからね……だから、普段より密着して……くす……カップルなんだ。腕に抱きつくくらい問題ないだろう? それともやっぱり恥ずかしいかい?」 「ふふ、そっか……じゃあ、そんな恥ずかしがり屋の君にもうちょっと恥ずかしがってしまうような情報を教えようかな……実は僕、ブラやショーツを着けてないんだ……くすくす……ビクン、ってなったね? まぁ、そうだね。普通は着てる物らしいけど……この浴衣、実は全部セットでね。内着……肌着と言った方が判りやすいかな? それもセットだったから今日はちょっと本格的に、ね?」 「もちろん、ちょっとまくれたくらいで見える事なんて無いし、乳首が浮いたり……なんて事がないように肌着を着てる訳だけど……隣に立ってる彼女のがノーパンノーブラだと思うとなかなか滾る物があるんじゃないかな? ……くすくす……君も僕と同じで俗物だね。もちろん、良い意味でさ……ここで軽く流されたりしたら、恥ずかしいのを我慢してこうしてきた意味が無いからね、ふふ」 「外とは言え、暗いし……何より周りの人達はそれぞれ楽しんでる。ちょっとくらいのオイタならバレないかもしれないよ? ……くすくす……意気地なし……僕が腕に抱きついてるんだから、浴衣の隙間から手を入れて、くらいすれば良いのに……あ、んぅ……ふふ、言うとするあたり、君だよね……良いよ、ほら……バレないように確かめて見てよ……あ、はぁ……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……」 「ん、くすぐったいね……優しい手つきとも言えるし、いやらしいとも言える感じだ、ふふ……ん、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぅ……くすくす……いいや、バレない範囲でするなら大歓迎さ……弄るのも好きだけど、弄られるのはもっと好きだからね……はぁ、ふぁ……あ、んぅ……はぁ、はぁ……もちろん、卑猥な意味だけじゃなくて……どっちの意味でもさ、ふふ……あ、んぁ……んぅぅぅ」 「はぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……ん……うん、声我慢してるよ……もちろん、バレたら大事……ではないにしても、変な注目を集めるだろうからね……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……はぁ、はぁ……ああ、それともみんなに気づかれてとか、そういう方が君の好みかな? それならそれで……ふぁ、んぅ……ん、んぅぅ……はぁ、はぁ……くすくす……弄り始めれば君も大概Sだよね……そこも素敵さ」 「はぁ、はぁ……あ、んぁ……んぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぅ……はぁ、ふぁ……ふぁ、ぁ……んぅ、はぁ……はぁ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぁ……んぁ、ぁ……ふぁ、ぁ……んぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぁ……んぁ、んぅぅ」 「はぁ、ふぁ……ふふ、そうだね。野外露出に興味がある訳じゃないけど……この周りに人が居る状況で、というシチュエーションは嫌いじゃないみたいだね……んぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……あ、んぁ……ふふ、前にも何度かあったからねぇ……しかも、その多くがこうして僕自身が誘って……っていうパターンだ……はぁ、ふぁ……んぁ、ぁ……はぁ、ふぁ……くすくす……恥ずかしい性癖だね」 「んぁ、はぁ……はぁ、はぁ……んぁ、んぅぅ……ふふ……いや、本当にね。すごく恥ずかしいんだよ? 実際、心臓はバクバク鳴り続けてるし……はぁ、ふぁ……んぁ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……あまり顔に出ないからかな、そう見えないかも知れないけどね、ふふ……でも、こうして腕を組んでるから判るだろう? ひぁ、ぁ……んぅ、はぁ……はぁ、はぁ……ずっと緊張して、足も震えてるさ」 「んぁ、ぁぁ……はぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……ふふ、そうだね。そうと判っていてこれがやめられないのは……結局、僕はこういうのが好きだからなんだろうね……んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……はぁ、ふぁぁ……バレるかバレないか……いや、バレてるかもしれない……んぅ、はぁ……あ、んぅ……はぁ、はぁ……そういう緊張感と……それでも君は弄ってくれる……その刺激が病みつきなのさ」 「んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……んぁ、ぁぁ……はぁ、ふぁ……ふぅ、はぁ……あ、んぁ……んぁ、ぁぁ……ん、んぅぅ……はぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……あ、んぁぁ……んぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……あ、んぁぁ……んぁ、ぁぁ……はぁ、はぁ……」 「くすくす……いや、おかしくなった訳じゃないよ……元々おかしいかな、とは思うけどね、ふふ……んぁ、はぁ……はぁ、はぁ……んぁ、んぅぅ……君が乗り気になってるからね、なんだかんだ言いながらも僕の痴態に興奮してくれてるのは嬉しいかな……んぁ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぅぅ……さっきも言ったじゃないか。これだけお膳立てして、準備して軽く流されたら悲しい、ってね」 「んぁ、ぁぁ……はぁ、はぁ……ん、はぁ……その点、きちんと興奮してくれてるんだからこのイタズラは大成功、といったところかな……んぁ、ぁぁ……はぁ、ふぁ……はぁ、はぁ……ふふ、だってバレたら君も大変な事になるのに、手は全然止らないじゃないか……んぁ、ぁぁ……はぁ、ふぁ……はぁ、はぁ……これだけリスクがあるのに、止められない。それだけでも成功してるような物さ」 「ん、んぅぅ……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……今のは刺激が強かったかな……生意気な事を言ったお仕置きかい、ふふ……んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……ふふ、そういうプレイだと思ってる面は確かにあるね……それともこういうのは本気で迷惑かな? なら、止めるけど……あ、んぁぁ……はぁ、ふぁ……ふぅ、はぁ……そこで黙って手を動かし続けるあたり、君も同類さ、ふふ」 「んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……はぁ、はぁ……んぁ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……あ、んぁ……んぁ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……あ、んぁぁ……んぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……あ、んぁぁ……んぁ、ぁ……はぁ、ふぁ……ふぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぅ……」 「はぁ、ふぁ……はは、バレバレだねぇ……うん、感じてるし……愛液が太股まで垂れてる……くすくす……言わせないで欲しいな、少しだけ恥ずかしいから……ああ、むしろ言った方が僕としては良いのかな? 今のでちょっと反応しただろう、ふふ……あ、んぁぁ……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……君も大概だよ、本当にね、ふふ……とはいえ……いや、誘ったのは僕だけど、されるだけじゃね」 「くすくす……別にされる事に不満がある訳じゃないさ。ただ、君だってしてるだけよりもされた方が……緊張して楽しいだろう? 大丈夫、バレないように上手くやるよ、ふふ……ほら、ちょっと失礼して……ん……ふふ、うん、ズボンの中に手を入れたねぇ……大丈夫さ、きっと……きちんと見なければ、やたらと密着してるカップルにしか見えない……と良いな、なんて思ってるよ、くすくす」 「あ、んぁ……はぁ、ふぁ……はぁ、はぁ……ふふ、されるだけじゃ悪いからお返し……パンツの上からだけど……僕もきちんと君を気持ち良くするさ……あ、んぁ……はぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……ふふ、少しパンツ濡れてる……興奮して先走りが出てたのかな? はぁ、ふぁ……あ、んぁぁ……んぅ、はぁ……くすくす……僕なんて太股まで濡らしてるんだ、お相子といった所じゃないかな?」 「んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……はぁ、はぁ……あまり動かすとさすがにバレそうだからね……そりゃそうさ。浴衣と違ってズボンが膨らんでるのは目に付くからね……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……ふふ、そうだね。浴衣の中に手を入れてるのだって普通は目に付くだろうね……はぁ、ふぁ……んぁ、んぅぅ……バレないように体勢は気を付けてるけど気づかれても不思議じゃないかな、くすくす」 「ふぅ、はぁ……はぁ、はぁ……んぅ、はぁ……あ、んぁ……んぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぁぁ……んぅ、はぁ……んぁ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……はぁ、はぁ……あ、んぅぅ……ふぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぁぁ……んぁ、はぁ……んぁ、んぅぅ」 「はは……動きがちょっとぎこちなくなってきてるのは僕もしてるからかな……はぁ、ふぁ……あ、んぁぁ……んぅ、はぁ……くすくす……僕の方はちょっと余裕が出てきたよ? だから……君がしてるように優しい……いやらしい触り方をしてみたりね、ふふ……んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……はぁ、ふぁぁ……中で跳ねてる、元気で何よりかな、ふふ……大丈夫さ、限度は判ってるつもりだよ?」 「んぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぅぅ……くすくす……別にバレたい訳じゃないしね。あくまでもこのスリルが楽しいだけで……んぁ、ぁ……はぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……まぁ、結果的にバレてもしょうがない事をしてる自覚も当然あるけどね、くすくす……んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……ほら、手が止ってる……良いのかい? 僕はそれで手を止めたりはしないよ、ふふ」 「はぁ、ふぁ……んぁ、はぁ……んぁ、はぁ……くすくす……先っぽ、カリの部分を指先でくすぐって……また、濡れてきた……はぁ、ふぁ……んぁ、はぁ……ふぅ、はぁ……ふふ、感じてくれてるみたいだね……あ、んぅぅ……ふふ、せめてもの反撃かな? 良いよ、たっぷり反撃して欲しいな……あ、んぁぁ……はぁ、ふぁ……するだけ、されるだけよりもお互いにした方が楽しいからね、ふふ」 「んぅ、はぁ……あ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……はぁ、はぁ……んぁ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……はぁ、ふぅ……はぁ、はぁ……あ、んぁぁ……んぅ、はぁ……んぁ、ぁぁ……んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……んぁ、んぅ」 「はぁ、ふぁ……はぁ、はぁ……くすくす……手つきが荒くなって、息も荒くなってる……それだけ興奮してくれてるのかな? んぁ、はぁ……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……ふふ、でも……これくらいにしておこうか……ふふ、意地悪なんかじゃないさ。このままだと本当にバレて……君が後悔するんじゃないかな、ってね……ふふ、君は見境が無くなったら周りなんて気にしなくなる所があるからね」 「僕? 僕は……ふふ……君が本当にそれでも良いなら、今ここで全裸になって抱きついても構わないよ? ただ、君はそんな事したら絶対に後悔するのも判ってるからね……ふふ、病んでるわけじゃないさ。ただ、君としている事だと駄目なラインが曖昧になるのは事実だけどね、ふふ……それに今はこれくらいにしておいて、その分後で……と考えればたぎる物もあるんじゃないかな?」 「……くすくす……いや、本当に判りやすいね、君は……抑えるのもだけど、煽るのも簡単かな? ……くすくす……別に君をチョロイ、とは言ってないさ。むしろ抑えた分後で……と考えれば本当は今少し発散して貰った方が良いのかな、と思うくらいだよ? ……くすくす……もちろん、その爆発を期待してる面は大いにあるよ……お祭りデートなんだ、刺激的な思い出も欲しいからね、ふふ」 「ともあれ、僕との思い出は思い返せば色事ばかり……というのもそれはそれで味気ないからね。年齢相応、健全な思い出もきちんと作っておこうか……ほら、あっちにも屋台が沢山ある。ゆっくり見て回ろう……もちろん、我慢出来なくなったら言ってくれて良いよ……きちんとそれに応えるつもりさ、ふふ……ん、ちゅ……ふふ、これくらいはさっきのに比べればじゃれあいさ……さ、遊ぼう?」 ;3秒程度間