第2話 コン狐の肩たたき
いつのまにか主人公の膝の上で眠ってしまっていたコン狐
コン狐 「ん……ふぁー……あれ?……師匠のお膝……私、寝ちゃってた?」
意識がしっかり覚醒するコン狐
コン狐 「わ、わ!ごめんね師匠!ちょっとお膝でごろんとするつもりが、いつの間にかお昼寝しちゃってた」
コン狐 「……いつのまに、じゃなくて、いつものようにだろ……って……まぁそうなんですけど……だってー、師匠のお膝あったかくて気持ちいいんだもん。なでなでまでついてくるし……寝るなっていう方が難しいよ」
コン狐 「だめ、だーめ。明日もするのー!……え、流石にちょっと疲れた?……んー、じゃあ、私が師匠を癒してあげる♪えい!」
膝の上から勢いよく身体を起こすコン狐
コン狐 「あぁ、師匠はそのままラクにしててね……後ろに回って」
コン狐主人公の後ろに回る
コン狐 「はーい、師匠の後ろに回っちゃいましたー……何すると思う?」
いじわるそうに聞くコン狐
コン狐 「そ、そうです。肩叩きです……師匠に簡単に当てられちゃった(しょんぼり)」
コン狐 「よーし!こうなったら私の肩叩き免許皆伝の腕で師匠をアッと言わせてやるんだから」
リズミカルに肩を叩き始める
コン狐 「じゃあ行くよー……んー、はい……とんとん、とんとん♪……どう?気持ちいいでしょ?肩叩きはこうやって手を開いて軽くするのがコツなんだよー……とんとん、とんとん♪……ふふん、このリズムは素人さんにはちょっとマネできなでしょ……ん……ほら……肩がほぐれてきたよ……後ろの方もやってあげるね……とんとん、とんとん♪」
コン狐 「本当はね。蒸しタオルとかで肩を温めてからやるのがいいんだよ。血行が良くなってほぐれやすくなるんだって……今度やってあげるね……とんとん、とんとん♪……はい、叩きはおしまい」
肩叩き音ストップ
コン狐 「ふぅ……どうどう?師匠?気持ちいい?……え、うんうん。えへへ、やったぁ。師匠に褒めてもらっちゃった♪……でもまだまだこれからだよ……肩叩きの極意、揉みがあるからね……いくよー」
肩揉みへ
コン狐 「ん……掌を肩に包み込む用にして……ん……もみもみ、もみもみ♪こうしやって掌全体で揉んであげると気持ちいいんだよ……もみもみ、もみもみ♪……優しく波打つような動きで緊張をほぐしてあげるの……もみもみ、もみもみ♪……これね結構難しいんだよ?……指先に力が入るとだめなの……あくまでも掌で……大きく、柔らかく揉むの……もみもみ、もみもみ♪……ふふ、師匠、今はーって気持ちよさそうな声出した……ほらほら、ぜーんぶほぐしやうぞ~……もみもみ、もみもみ♪……ん……よーしいい頃合だね……では仕上げ……ん……全体を万遍なく……もみもみ、もみもみ♪……もみもみ、もみもみ♪……もみもみ、もみもみ♪……はい、おーしまい♪」
コン狐 「ふふん、肩が軽くなってきたでしょ?……私の手にかかればこんなものですよ……え?ホントにすごい?……えへへ、それほどでもぉ……師匠ならいつでもやってあげるよ」
コン狐 「はー、疲れた……師匠!ちょっと膝枕してー」
コン狐、前へ。膝枕されるコン狐
コン狐 「やったー、えい……ふぃー……頭も撫でてー……ん……えへへへ……ん?なぁに師匠?無限ループ?何それ?」