第4話 はじめての耳かきコン狐編
数日後、耳かきが届いたコン狐は嬉しそうにドタドタ部室に入ってくる
コン狐 「師匠、師匠~♪見て見て~、耳かき届いたよ」
コン狐 「んもぉ、師匠忘れちゃったの?この前通販で頼んだ耳かきだよ」
コン狐 「えへへー、どう?どう?この立派なケース……粋でしょ?」
主人公 「確かに立派だな」
コン狐 「中の耳かきも凄いんだよぉ?……ほら」
ケースから自慢げに出すコン狐(賞状のケースみたいな形状)
主人公 「ふ、普通だ……」
コン狐 「ふ、普通?……違うもん、職人さんの手作りの逸品だもん!確かに、見た目はそんなにすごくないけどすごいの!……むーっ……お年玉の貯金まで使ったのに(しょんぼり)」
主人公 「悪かった、悪かった……じゃあ、ゴミ拾いさっさと終わらすか」
頭を撫でる主人公
コン狐 「んっ……えへへ……わかればいいんです……え?今日の部活?」
コン狐 「ふ、ふ、ふ、実はゴミ拾いは朝に終わらせておきました……ということで今日は存分に耳かきが出来るね♪」
主人公 「ところでコン狐は耳かきとかしたことあるのか?」
コン狐 「え?私?んー、耳かきはしたことないよ。ナナ狐ちゃんにはよくしてもらうけどー……でも大丈夫です!ほら」
コン狐、紙を広げる
コン狐 「なんと耳かきに指南書までついてきましたー♪休み時間に初級編は読破したよ♪えっへん」
主人公 「……お、おう」
コン狐 「……だ、だめかな…やっぱり……不安だよね?」
主人公 「いいよ。約束だからな。協力するって」
コン狐 「え、いいの……ありがとう!師匠!じゃあ、じゃあ、隣のお部屋に一緒にきて……いいから」
主人公がコン狐に隣の部屋に連れていかれる
入ったら襖をコン狐が閉める
※ここからバイノーラル
コン狐 「耳かき指南その1、『場は静やかにすべし』耳かきは静かな場所でやるのが基本なのです……こっちのお部屋の方が静かだからね……じゃあ私、正座するね……よいしょっと」
コン狐座る 少しマイクから離れる
コン狐 「……ん?どうしたの、師匠?え?やだなぁ……耳かきって言ったら膝枕じゃないですかぁ……早くー」
主人公が膝に頭乗せる 距離を縮めて喋る
コン狐 「えへへ……んっ……もっとしっかり頭乗せなきゃだーめ……んっ……はーい、師匠こんにちは♪……ふふっ、いつもと逆だね……私が師匠に膝枕♪んー(余裕)、今日は甘えちゃってもいいんだよ?」
ぐっと主人公に近づいて喋る
コン狐 「……あ、意地張ってる……そんな師匠はこうだ♪……ほっぺぷにぷに~♪……にへへ、あ、師匠意外にもち肌……ふふ……はっ……ご、ゴメンナサイ。ちゃんとやるから協力してください……」
位置戻る
コン狐 「ではぁ……じゃーん、MY耳かき♪……やっと使えるなぁ♪……はじめては師匠って決めてたんだよ」
ぐっと近づき密着してやや右側から喋る
コン狐 「えっと……たしか耳かきはそっと優しく持って……あぁ、落としちゃった……ちょっとごめんね師匠……んー……どうしたの……へ?膝とおっぱいに挟まれて苦しい?……恥ずかしいこと言わないでよぉ……んー後ちょっとー……ふぅ取れた……い、今のは事故だからね」
ゆっくり左側に移動しながら
コン狐 「……き、気を取り直して耳かきするね♪んー、じゃあ、左からにしよっかなぁ……師匠、頭動かしてー……んっ……ちょっとゆっくりお願い……んっ……」
ちょっと近づいて
コン狐 「あ……師匠のお耳だ♪……えへへ、タプタプしちゃおー……ん……ふふ……す、スミマセン。ちゃんとやるから協力してください……」
左耳外側耳かき開始
コン狐 「よーし、最初はお耳の外側で練習しよっと……んっ……どうしたの師匠ゾクってして?……え?そーっとすぎてくすぐったい?……あ、ごめんね……じゃあ、これぐらいでどうかな?……ん……いい感じ?……よしよしこの感じかー……じゃあ耳たぶの外の方から……ん……ん……おー、何かちょっと取れてる気がする……ん……ん……確か外は窪みのところが気持ちいいんだよね……ここかなぁ……んー、なるほどぉ……ん……ちょっと耳かき入れくいけどがんばるね……ん……痛くなぁい?……ん……よかったぁ……ふんふん、窪みのとこは溜まりやすいのかな?……何となく感触が違う気がする……ん……ん……あ、動かないで師匠……もうちょっとで終わるから……ん……ん……はーいとれた」
コン狐 「ふぃー……まずは小手調べおーわり……ねぇねぇ師匠?どうだった?……まぁまぁ……そっかぁ……まぁまぁかぁ……(ちょっとしょんぼり)……え、ホントはかなりいい感じだった!?……なんだぁ師匠照れ屋さんなんだからぁ……えへへ……よーし、次は中の方も私がんばるね♪」
コン狐 「……ではさっそく……参ります、師匠」
ここから左耳中の耳かき
コン狐 「ん……はーい……耳かき入るよ……ん……浅い所からいくね……ん……ううぅ、でも緊張するなや、っぱり……はぁー、そうだ。耳かき指南その2……『耳かきは心穏やかにすべし』……こういう時は平常心……平常心……ん……ん……」
コン狐 「ん……ふんふん……浅めは細かいのが多いんだ……んーじゃあこうかなぁ……ん……ん……ちょっと違うなぁ……うーん……あ、なるほどぉ……こうしたら取りやすいんだ……ん……ん……んー……よーしいい感じ……奥の本丸を攻めますか……師匠、動いたらだめだからね」
コン狐 「ん……どうかな?……痛くないよね?……うん……じゃあこの大きめのやってみよっと……ん……ん……ん?……はー……剥がすの、奥だと少し繊細にやらないとだめなんだ……ん……ん……ふむ……ん……あ、剥がれた……ん……よし……これを外まで……ん……はー……そーっと……平常心……平常心……はぁー」
ぐっと近づきながら
コン狐 「見て見て師匠、ちゃんと取れたよ?……えへへー、これ記念に持って帰ろうかな……じょ、冗談だよぉ……え、ふふふっ、まだ終わりじゃないよ……耳かき指南その3『ぼんてんに極意あり』が残ってるんだからね……ぼんてんっていうのはこのモフモフのことね……あ、知ってたんだ……流石師匠」
位置戻ってモフモフでお掃除
コン狐 「んっ……ということで、仕上げはこのモフモフで小さいのを取っちゃいます……ん……こうやってくりくり動かせばいいんだよね……ん……んっ……どう?気持ちいい?……ふふ、やったぁ……モフモフは妖狐の専売特許ですからぁ……ん……ん……くりくりする速さこれぐらいでいい?……ん……うん♪……わかった♪……ん……ん……ん……ん……ん……ん……ふふ、このぐらいでいいかな?……はーい、おーしまい♪」
コン狐 「あ……そうだ仕上げを忘れてた……フーッ……くす、残ったの息で飛ばすの♪……フーッ……フーッ……」
コン狐 「え、びっくりした?ごめんごめん……お詫びになでなでしてあげる……ん……にゅふふ、でも師匠フーッてされてる時、顔緩んでたよ?……あぁ、師匠すねちゃやだぁ……ほらぁ……よしよし~♪……機嫌直してねー♪……んふふ……じゃあ、そろそろ反対側やろっか?」
反対側へチェンジしながら
コン狐 「はーい、こっち向いて♪……んっ……ほら、師匠お膝の外側いっちゃだーめ……もっとこっち……んっ……はいそこ……じゃあ行くね……あ……師匠あんまり顔じっとみないで……お、お腹もじっと見ちゃだめ……おへそちょっと出てて恥ずかしいから……目つむってて……うん、それなら大丈夫だよ」
コン狐 「じゃあ、また耳たぶをたぷたぷ……じゃなくて外側で小手調べしてからやるね……ん……んー……耳かき大分手に馴染んできた気がする……ん……ん……強さの加減もわかってきたし……ふふ、私の才能あるかも?……ん……窪みいくね……ん……ここも奥の溜まりやすいとこをシュイッ……ん……ん……ん……少し小刻みにしてぇ……ん……かき出すように……ん……痛くないよね?……うん、よかった……ん……ん……そのまま穴の周りをカリカリして……ん……ん……ん……はーい、できた♪」
コン狐 「ふぃー……あ、師匠だらーっとした顔して気持ちよさそう……私のお膝で甘えてるみたい♪……えへへ、なんかこれ恋人って感じで照れるね……あのね……今なんだかとっても幸せだよ……ふふ、中の方もやるね」
右耳中へ
コン狐 「ん……そーっと入れてー……んっ……また浅いとこからやっていくね……ん……んー……あ、ここ気持ちいいんだ……ん……ん……ほら、師匠動いたらだーめ……金縛りの術かけちゃうよ……ん……ふふ……うんうん……大丈夫だからね……師匠のお耳は私が守るからね……ん……ふむふむ……あ、ここのちょっと硬いとこも弱点かな?……お耳っておもしろいね……んっ……ん……奥の方も……」
コン狐 「んっ……奥はまだちょっと緊張するけど平常心、平常心……あ、さっきより大きめのがある……ん……んっ……うーん……あ、こういくか……ん……ん……んっ……うん……順調順調♪……ん……ん……あっと……油断したらだめだ……ふーっ……ん……そしたらこれをゆっくり外に……外に……ん……ん……おおぉ、取れた♪」
コン狐 「ほーら、さっきより大きいのとれたよ♪これ私が取ったんだ……師匠のお耳を私が綺麗にしてあげたんだ……えへへ……はっ、あ、そうだ、ぼんてんやんなきゃ」
モフモフ右側
コン狐 「んしょ……はーい、モフモフ入りますよー……ん……ん……くるくる回して……ん……ふふ……これ楽しいなぁ……お耳を可愛がってあげてるみたい……ん……ん……ぼんてんは上手い人がやると耳かきより気持ちいいんだって……ん……もっと上手くなりたいなぁ……ん……ん……ん……よし……免許皆伝目指してがんばろう……んっ……うん、おっけーかな」
息の時は近づいて
コン狐 「仕上げいくよ……フーッ……くす、やっぱりゾクってしてる♪……フーッ……フーッ……」
コン狐 「はーい、おしまいだよ♪……また頭こっち向けて……んっ……んしょ」
主人公、頭を正面に 最初だけ少し近づきながら
コン狐 「えへへ、どうかな?はじめてだけど上手く耳かき出来たかな?……ほんと?……師匠に褒められるの嬉しいなぁ……あのね、平常心もちょっとわかったよ」
コン狐 「師匠のお耳を綺麗にしてスッキリさせてあげたいって思うとね、何だかとっても気持ちが落ち着つく……」
コン狐 「うん、ありがとう師匠……また協力してね。この調子なら、次はきっと合格出来ると思う……あれ?どうしたの師匠?……ちょっと眠い?……ふふ、いいよ……このまま寝ても……今日は私がずっと師匠をなでなでしてあげる♪……ん……ん……はーい、師匠……おやすみなさい♪」