第6話 電話編
コン狐 「も、もしもし、師匠ですか!?」
主人公 「う、うん」
コン狐 「あ、師匠だぁ……よかったぁ」
主人公 「なんかあったの?」
コン狐 「あのね……師匠に電話かけようと思ったんだけど、間違い電話を3回もしちゃって……」
主人公 「メモリー使えよ」
コン狐 「め、めもりー?そんな難しい機能は私には無理だよぉ……番号押すのだって手が震えるんだもん……機械は苦手だよぉ」
主人公 「……はぁ。で?何かあったのかコン狐?」
コン狐 「あ、そうだった……あのね師匠、私、師匠にご恩返しをしたいの!」
主人公 「恩返し?」
コン狐 「うん。今回の特訓で師匠にはお世話になったし……他にも、その、普段も甘えちゃってるし……だからお返しがしたいの」
主人公 「え、あぁ、気にするなよ(甘えてる自覚はあったのか)」
コン狐 「だめだめ、師匠が気にしなくても私が気にするの!……ということで、明日の夜お泊りの準備をして部室に来てください」
主人公 「と、泊まり?だって部室って夜は……」
コン狐 「だいじょーぶです!おじいちゃ……学園長に許可はとったよ。善行部の合宿ってことで」
主人公 「そっか……まぁ、そういうことなら。わかった」
コン狐 「うん、よろしくね……わーい、師匠とお泊りだー♪……じゃなくて、明日は師匠をいっぱいおもてなししてあげるね!……よーし、色々準備しなきゃ!……じゃあ、また明日ね、師匠♪……おやすみ……」
コン狐 「……」
コン狐 「あのさ……師匠……これ、どうやって電話切ればいいんだっけ?……え、師匠から切る……あ……せっかくだからちょっとだけこのままお話しよ?」
コン狐 「うん♪あのねあのね♪帰ったらナナ狐ちゃんもお祝いしてくれたんだよ!それにね、
セイ狐お姉ちゃんもケーキを買ってきてくれてまるでお誕生日みたいで(フェードアウト)