Track 3

千月と芽衣1:攻略

# [BGS]放課後の校門前 # [テニス部員A] 00-0「馬原(まはら)先輩。また来てますよ、あの子。ほら、校門のところ」 # [芽衣]心底嫌そうに。 01-0「は? ……ほんとだ。うげっ」 # [テニス部員A] 02-0「可愛い子ですし、もう付き合ってしまえば良い(よい)のではありませんか?」 # [芽衣]顔をしかめて。 03-0「じょーだん」 # [テニス部員A] 04-0「だって先輩、男子はお嫌いでしょう?」 # [芽衣]真剣に。 05-0「別に、そーゆーんじゃない」 05-1「よくわかんないだけ」 # [千月]うざかわ路線を目指して、全力でぶりっこ。恥じらいは捨てて。以下、ずっと同じ。 06-0「芽衣さぁん。お疲れ様ですぅ♪」 06-1「わたしぃ、クッキー焼いてきたんです。食べて下さいっ♪」 # [芽衣]にべもなく。「ん」はない方がいいですが、表現しやすければあってもいいです。 07-0「もう何遍も言ってるけどさ。アンタ、何でそんなに無理したキャラ作り(きゃらづくり)すんの?」 07-1「最初会ったときは、全然そんな(ん)じゃなかっただろ」 # [千月] 08-0「えぇ~、そうですかぁー? 千月は千月ですよぅ」 08-1「芽衣さんの意地悪ぅ」 # [芽衣]後々明らかになりますが、芽衣はこの時点で、 # 千月が「何か怪しい目的を持って自分に近づいている」と確信に近いものを持っています。 # なので、単に「鬱陶しい」以上の警戒心アリ。 09-0「はーぁーっ……」 # [千月] 10-0「どこに行くんですかー!?」 # [芽衣] 11-0「自分ち(じぶんち)に帰るんだよ」 # [千月]芽衣の警戒など意に介さず。 # 相手の抵抗を「力づくの愛らしさ」で真っ向からねじ伏せるのが千月の流儀。 12-0「ですよねー。わたしィ、ちゃーんと芽衣さんが下校するタイミングを見計らって来たんですよ」 12-1「褒めてくーださいっ♪」 # [芽衣]本気の一言。 13-0「何が目的だよ」 # [千月] 14-0「一緒に帰りましょ♪」 # [芽衣]嫌悪感はアリアリで。ただし人前でもあるので、声は荒げず、低く、抑えて。 15-0「だから、アタシと一緒に帰ってどうするんだ。一体何が目的だよ」 # [千月] 16-0「やだなー。千月はただぁ、芽衣さんと仲良くなりたいな、って♪」 16-1「いわばナンパですよ。ナンパっ。うふっ」 # [芽衣] 17-0「アンタが女子でなけりゃ、ぶん殴ってるよ」 # [千月]聞く耳待たない。うざかわぶりっこ、ここまで。 18-0「わたし、女子で良かったです!」 # [千月]以下、ナレーション。ざっくりとした状況説明。一気にテンションを変えて。 19-0「……と、最初は取り付く島もない反応だったのですが、わたくしは頑張りました」 19-1「柚姫ちゃんに出来てわたくしに出来ないなんて、赦されませんもの」 19-2「ただ、途中の経緯(いきさつ)は長くなってしまうので、割愛(かつあい)させて頂きます」 # [千月]芽衣に向かって言った台詞(の再現) 20-0「一回だけでいいですからっ!」 # [千月]再び、ナレーション。 21-0「そう強調してデートに誘うまで、約2ヵ月。そこから信頼関係を上積みするのに4ヵ月」 21-1「女同士で恋人のような関係になり、情を深めるのに半年」 21-2「わたくしが初めて彼女と一夜を共にする約束を取り付けたのは、テニスの試合会場での初対面から、 ちょうど1年後のこと。『二人の出会った記念日』を利用しての事でした」