Track 3

プロローグその3 ミズキが水着に着替えます

ドア越しに語りかけるヒロイン ミズキ 「あ、あのさ……本当に着なきゃダメなの……かな?」 ミズキ 「はぁ……あっくんがドアの外にいたら帰れないよ」 ミズキ 「……私にもスクール水着の良さをわかってほしいの?……私には無理だよ……だってこうして持ってるだけで冷汗が出て来ちゃう……」 ミズキ 「あのね……思い出しちゃうんだ……プールで溺れた時のこと……」 ミズキ 「……メイドさんとか、ナースとかかわいいのじゃダメなのかな……私もちょっと着てみたいし……あはは」 ミズキ 「ごめん……ふぇ?……本当の良さは体験してみないとわからない?履かず嫌いって何!?そういうのあるの!?」 ミズキ 「一回着て嫌いならそれで構わない?……あっくんと小さい頃から一緒だけど何かを一生懸命お願いされるなんて初めてだね」 少し考えるミズキ 恐る恐る効く ミズキ 「……そんなに私に履いて欲しいの?」 ミズキ 「うーん……じゃあ……ホントに一回だけだよ」 少しだけ戸を開けて ミズキ 「じゃあ……着るね……覗いちゃダメだよ?」 戸を閉めてヒロインが服を脱ぎ始める ミズキ 「んっ……どうしてこんなことになっちゃったのかな……告白したと思ったらスクール水着を着ることになるなんて……ああっ……カーテン閉めなきゃ」 カーテン閉めて戻る ミズキ 「ううん、大丈夫だよ……まだ全部は脱いでないからって……な、何言ってるんだろ私、忘れて、 忘れてね!……んっ……」 ヒロイン脱ぐの再開 ミズキ 「んっ……私、あっくんの部屋で水着に着替えてるなんて……もしかしたら夢なんじゃないかな……はは……」 ミズキ 「あ、次は水着だ……袋から出さないと……」 スク水を袋から出すヒロイン ミズキ 「うっ……ビニールみたいな匂いする……やっぱりこれ現実だ」 ミズキ 「新品のスク水の香り?……ううっ、私には全然良さがわからないよ……早く着ちゃおう……んっ……」 躊躇するヒロイン ミズキ 「……ううっ……やっぱりダメかも」 ミズキ 「うん、そうだよね……別に水に入る訳じゃないんだよね……着るだけ……着るだけ……がんばらなきゃ」 ミズキ 「へ、目を瞑って?……それじゃあなおさら着られないよ……え、指示をしてくれるの…じゃああっくんを信じるよ」 ドア越しに指示開始 ミズキ 「うん、まずはスク水の肩紐のところを持つね……んっ……うん……持ったよ……あ、でも裏表これだとわかんないや」 ミズキ 「手前が縫い目?……ちょっと待ってね……んっ……たぶん……ないかな」 ミズキ 「裏だからそのままでいいの?……ホントに詳しいね……そしたら足を入れるね……うん……んっ……うわっと……これも目を瞑ったままだから難しいね……んっ……み、右足入ったよ……今度は左足……んっ……生地が肌に触れちゃう……水着着てるんだ私……んひっ」 ミズキ 「う、うん、そうだよね。あっくんがついててくれるもんね……次は上半身まで水着で包むね……んっ……胸のパッドが目安?……んっ……よ、よく知ってるね、……よしおっけー」 ミズキ 「あ、うん、最後に肩紐を通せば終わりだね……これは簡単だね……んっ……はぁ……で、できた」 ミズキ 「う、ううん、よくがんばったなんて、あっくんが手伝ってくれたからだよ……うん……深呼吸してみるね……すー、はー……よし目を開けるね……んっ」 ミズキ 「どうって?いつもよりちょっと締め付けられてる気がするかな?」 ミズキ 「え、伸縮性が薄いから包まれるような安心感がある……これがそうなの?言われてみればそんな気もしなくも……んー……そうなのかなぁ」 ミズキ 「え?……あ……そういえば私、水着着てるんだよね……着るのに必死で忘れてたけど……なんだろう……落ち着かないけど……怖いとかは大丈夫……着ちゃえば服とかと同じだね」 ミズキ 「そのうち好きになるって……い、いきなりそこまでは全然想像できないよ」 ミズキ 「え、入る?ちょ、ちょっと待って!……んっ」 急いで制服だけ上に着る ドアを開ける 制服姿のヒロインに驚愕 ミズキ 「へ、なになに!?……なんで部屋に入るなりそんなにガクッて落ち込むの!?……何で制服って……恥ずかしいから……時間なくてスクール水着の上から着ただけだけど……スカートは履けなかったんだよ」 ミズキ 「って今度は急に喜んでる!?スク水セーラー?そんなのまであるんだ……はぁ、スカート履かない方がむしろいいの?……ふぇちさんなんだね本当に」 ミズキ 「じっと見られたら恥ずかしいよ……え、うん、足のアクセサリーはお気に入りだからそのまま♪……やっぱヘンかな?」 ミズキ 「か、かわいいかな!うっわー、初めてあっくんが褒めてくれた……て水着の下をじっと見ちゃだめぇ!……もうっ……でも私にというかスクール水着には凄い食いつき方だ」 少し考えるミズキ ミズキ 「ん……ねぇ……あっくんは私の事好きじゃないんだよね?」 ミズキ 「だよね……嫌いではないかな?」 ミズキ 「そっか……よかったぁ……私もね、スクール水着はあんまり好きじゃないよ……でもねあっくんは大好きなんだ……スクール水着のふぇちさんでも」 ミズキ 「それでね……あっくんは私の事がまだ好きじゃなくて……スクール水着が大好きなんだよね?」 ミズキ 「んと、んと、上手く言えないや……あ、あのね!わ、私と夏休みの間、お試しでいいから付き合って貰えないかな?」 さっきまでの動揺が消え強い意思が見てとれる ミズキ 「私、今日からなるべくスクール水着を着て生活する……私はスク水を好きになるから…… あっくんは私のことを好きになる……交換条件っていうやつかな」 ミズキ 「うん、本気だよ……私、あっくんのことずっと大好きだったから……だからこんなことぐらいで諦めたくないかな?……それにね」 少し笑顔で ミズキ 「私もスク水にこのアクセサリー……ちょっとかわいいなって思ったんだ」 ミズキ 「ほ、ほんとに!ありがとう!……じゃ、じゃあ……よろしく……ね!」 また恥ずかしくなってきたヒロイン ミズキ 「……」 ミズキ 「そ、そうだ!スクール水着買いに行かなきゃ……」 ミズキ 「え、この水着くれるの?……いいの?……えへへ……最初のプレゼントだね」