scene03「天眼寺亜子、大人のキスを体験する」
……
ん、大丈夫だ。私も今来たところでな。たいして待ってはいない。
よし、では帰ろう。
……
ちゅっ。
……
む? …ふふ、それは…な…。 さすがにもう随分慣れた。
ま、まだ少し…おほんっ…照れはあるが…
さ、最初の時はもう、いいではないか…!
確かに最初にキスしてからの数週間は、君の事を避ける勢いだったからな…
と、当然だろう、本当に恥ずかしかったのだぞ…?
今は、恥ずかしい、よりもほんの少し…その、なんというか、心が、満ちる感じがするというか…
……君もか? ……よ、良かった…。
ちゅっ。 ふふ。
では明日は…図書館で10時だったな。楽しみにしている。
ん? ああ、気にしないでくれ。大会も終わったし、しばらくは部活も休みだからな。
私は…部活が休みとはいえ、家でゆっくりできん。どうも家でじっとしているのは好かんのでな。
それに…君と一緒にいるほうが… ふふ。
……
では、明日な。
………
どうした? …ん…? ん~……
ちゅっ。
ふふ。私も、最後にもう1回だけ、キスしたいと思っていたんだ。同じ…だな。
では今度こそ…
………
……
ちゅっ
ふふ、いかんな、キリがない…///
……
あの、昨日は、いきなりでビックリした…のだが…
いつものキスではない、「大人のキス」…
それで、今日は…本当に終わりに…してもいいぞ。
……
…ん…
ちゅっ…
ちゅる…ちゅぷ、ちゅっ…
っふぁ…っ…
こ、これは…その、あれだな… はしたなく感じるが…その…
すごく、いやらしい…な…
こ、これで終わりだっ…この、「大人のキス」は… すると、本当に頭がぼーっとして…
…だ、だめだ…最後という約束…
ふ…ちゅぷ…んちゅ…じゅる、ぴちゃ…
ほぁぅ…はー…はー…はー…
もう…っ…君、は…
ちゅる、ぴちゃ…
ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅっ
はぁ…
だめ、だ…人が来る…見つかって、しまう…から…
え…? 建物の影…っ…き、君という男は…!
最後っ…最後と、言った…ろうっ……もうコレ以上はいかんっ…
……したくない…わけではないのだが…あ、ひ、ひっぱるな…だめだ…、ダメ…!
ちゅるっ、ちゅぴ、ちゅうっ、ちゅっ…はぁ、はぁ、いったい、はぁ、なん、なのだ…
これ、は…
こんなっ、ちゅる、行儀の悪い…ちゅぴ、ちゅぷ、はぁ、はぁ…
だ液を…むさぼりあうのが…
なぜ…ちゅる、こんなに…
はぁ、はぁ…ちゅる、ちゅううっ…こんなに、おかしな気持ちに、なるのだ…?
はぁ、はぁ…もっと、こっちへ、来てくれ…ちゅぴ、ちゅぴっ…
ぎゅっ、って…してくれ… んちゅ、んちゅっ…!
はぁ、はぁ、はぁ…はぁ…ちゅっ、ちゅっ…
はぁ、ふぅ、はぁ…っ
君は…どこで、こんな…ちゅっ、っちゅっ…
でぃーぷ、はぁ、きす…? はぁ、んちゅ、んちゅっ…
君は何でも、知っているのだな…色恋に、関して…ちゅっ、ちゅっ…
私がうといだけ、なの…かも…んちゅ、ちゅっ…はぁ、はぁ…
はぁ、はぁ…
今日は、ほんとうに…これで、おわ、わ…り…に…
本当に、頭がおかしく、なって、しま…うっ…んっ…
ちゅぽぁ…
はぁ、はぁ、はぁ…
……
はぁ、これ以上やると…帰れなく、なってしまう…からな…はぁ、はぁ…
今でも膝が…ガクガク…してしまって…
では、また明日、な…っ
……
明日…またしよう、な…?