Scene06「天眼寺亜子、初夜を迎える」
……
……いっ…! 痛っ…~~っ!
う、う、うう~~~~っ…!
……
…す、すまない… 本当に、すまない…っ
せ、せ、せ、セックス…っ…が、こ、こんなにも痛い…ものだとは…っ…
剣をふるう上で…大抵の痛みは堪えられると思っていたのに…甘かった…
いや、しかし…わ、私から言い出して、こんな体たらくでは…すまない以外の言葉が…っ…
……
-----(2週間前)-----------------------------------------------------------------------------------------
(私と同じ大学に、だと…?)
(そ、それは…一緒にいられるし、私はむしろ…うれしいが…)
(君の成績では、少々つらいのではないか?)
(前期の試験で、この順位では…)
(次の試験で20位以内ほどに入らねば、推薦も受けられないかもしれないぞ?)
(……)
(なに…?)
(き、君は本当に極端だな! いいか、最初は20位を目指してだな、次の次で10位を目指していけば良いではないか)
(いきなり一桁を狙うなど…)
(……私は前期、6位だったが)
(……)
(な、なんだと…?)
(私を超えたら…ご、ご褒美が欲しい、だと?)
(良いか、勉学とは剣術も同じ。付け焼き刃で身につくものではないのだぞ?)
(…いいだろう、そこまで言うのであれば…私も引き下がれんな。受けて立とう)
(次の試験、私を超えることができたら…)
(何でも君の願い、受け入れようじゃないか。そうだ、約束しよう。)
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ま、まさか…1位を取るなんて…君はやれば出来るのに、なぜ普段から勉強せんのだ…?
そ、それはいい。
君が頑張ったのに、私が約束を守れずじまい、とは…
……
も、もう一度、頑張って…みる…
私とて…さ、最初に君から「君と結ばれたい」…と言われた時は…うれしかったのだ…ぞ…?
約束とは…いえ、わ、私だって…君と…こ、こういう…事をしたくなかったわけでは…
…よ、よし!
わ、私も天眼寺実篤派に、この人ありと言われた身…!
も、もう一度だっ…! いざっ…!
………
きっ…来て、くれっ…
……ンッ…! ぐう…!
痛っ…! …く、ないっ…! だ、大丈夫っ…! だから…!
んぎぃっ…! ぃぃぃ~~~~っ…!
は、は、はぁっ…ぐぐうっ…!
……ンッ!!!
……え…っ…?
……は、入った…? のか…?
わ、わからない…あ、あそこが…痛くて…き、君を、感じる…どころではないのだ…っ
はぁ、ふぅっ… はぁ… 少し、待って、くれ…
はぁ、すぅ~、はぁ~…っ、はぁ~…
……
……う、うむ、な、何か…あ、あそこに異物感が…確かに、ある…
入って、いるのだな…本当に…… み、見てみても、良いか…?
……う、うお…っ
ほ、本当に…は、入る…ものなのだな…私の、こっ…ここと…君の、そ、それ…
大きさが全然違う、と… 絶対に入るわけがないと思ったが…
……そ、そういうふうにできている…?
そ、そう言われれば、そう、なの、か…?
私の母上も、そのまた母上も…女は誰もが、こういうことをしてきた…
な、なるほど確かに…
……
よ、よし、痛みは少し…引いてきた…
動いて、みてくれっ…
…
ンッ! く、痛っ…! つぅっ…! く、く、くぅ…!
か、構わんっ… 最初ほど、痛くは、ないっ… 君の好きに、動いてみてくれっ…
ほ、本当に我慢できぬようであれば…言う、から…
んっ…ぐ、うっ…う、うっ…んっ、んっ、んぅっ…!
んは、はぁ、はぁ、はぁ…っ…
んっ…んっ…んっ、ぐっ…んっ…んっ…んっ、んっ…んっ…んっ…
あ…ぅ…っ
ん…? ふぁ…? あ、くぅ、はぁ、はぁ、あっ…!
わ、わからない…っ、今は、痛い、というより…っ、なにか、別…のっ…
あっ、ふぁっ、うう、うぅぅんっ… あん、あっ…あっ…!
うっ…わからない…が、…この「わからない」が…ぼんやり、していたのが…だんだん…輪郭が、はっきり、してくる、感じだ…
君に、手で、してもらっている時、のような…
か、感じられている…のか…? 私は…?
んぁっ、く、ふ、ふぁっ…あ、あ、あっ…!
ん、もっと、強く動いても、おそらく、大丈夫だ…
う、ぁっ、あん、あんっ、あっ!
あっ!…ぅあっ! …く、くぅっ…! あっ! あっ! あっ…ぁぁっ…
あんっ、あんっ…ふぅ…ふぅっ…
くふっ…ん、んあっ…はぁ、はぁ、はぁ…っ…わ、わたし…っ…、か、感じて…っ…
んふぁ、あっ、あっ、あっ…v
……
……んあ…?
…え…?
どう、した…? なぜ、とめる…?
…あ……んっ…(ぬるぅっ…)
あ…君…い、イって、しまったのか…
な、なるほど…こ、コンドームというのは、そう、なるのだな…
出した、精液が…その袋から出ないように、という…ためか…
す、凄く、出たのだな…こ、コンドーム、の先が、水風船、のように…
はぁ~…(なるほど、という感嘆)
ふ、ふふっ…
ふ、ふふ、ふふふっ…
……
うん…? いや、ちょっと、な…
…私は… 君と…その、男女の、仲になったのだな…
そう、思ってな…
試験の交換条件…とはいえ、君と、こうして…「する」ことが出来て…その、嬉しい…
……は、はは…何か…て、照れてしまうな…
君とは、キスであったり…その…色々、していて…
お互いの恥ずかしいところなど、さらけ出しきっていたとまで思っていたのだが…
せ、せっ、セックス…は、また、全然別物、だな…
こ、心の満ち具合が…全然…
……
ん? どうしたのだ…?
わ、私は…たしかに、まだ、イってない…が… んっ!?
ちゅっ…
君はっ…人が、せっかくっ…さわやかな気分になっているのにだな…
ま、また…君は、私を…肉欲でかき乱すのだから…っ!
いや…?
ダメな、わけが…ないだろう…っ
なにせ、まだ、イってない…のだぞ、私は…///
もう一度…なら
…受けて…立つぞ…? ふふっ…
よいぞっ…挿れて…くれ…
……
…あァんっ……v