Track 2

乙女の秘密? お風呂上りにベッドで妄想タイム

【幼馴染】 「ふぅ~、今日は楽しかったなぁ……」 【幼馴染】 「作った料理も美味しそうに全部食べてくれたし、部活も休みだったからいつもよりいっぱい一緒に居られたな~」 【幼馴染】 「なんだか、毎朝起こして、御飯作ったりしてるとまるでお母さんみたい」 【幼馴染】 「お母さんより、お嫁さんがいいけど……」 【幼馴染】 「はぁ~、お嫁さんか……。本当になれたら嬉しいけど、そういうの考えるにはまだ早いかな」 【幼馴染】 「まだ学生だしね。でも、やっぱり将来的には結婚したいな~。とかは、こっそり思ってたりします……」 【幼馴染】 「でも、どーせ、鈍感だから、私の気持ちなんて伝わってないと思うけどね……」 【幼馴染】 「友達曰く、すきすき光線出てるらしいけど……」 【幼馴染】 「もし、気付いてたらどういう態度とるのかな」 【幼馴染】 「意識してもらえる。かな。そうだといいな」 【幼馴染】 「なんか、今の状態だとあんまり異性として意識されてない感じするし」 【幼馴染】 「もし両想いだったら……。朝起こした時に、ちゅーとかできるのかな」 【幼馴染】 「それにそれに、そのままぎゅって抱きしめられて、耳元で好きだよとか言われたら」 【幼馴染】 「発狂しちゃうかも! あぁ、でも言われたいな!」 【幼馴染】 「そういえば朝抱きしめた時、暖かかったなぁ。それに、なんかお日様みたいないい匂いしてたし」 【幼馴染】 「一緒に寝たら。あの温もりと匂いに包まれるってことだよね」 【幼馴染】 「あぁ、そしたら私あの布団の中で冬眠できる」 【幼馴染】 「あぁ~~~! もう! 何考えてるんだろう! でも、でも……」 【幼馴染】 「やっぱり好きだもん。好きな人と両想いだったらって考えちゃうよ」 【幼馴染】 「一緒にお布団の中潜ってごろごろ転がって、ぎゅ~って抱きついて」 【幼馴染】 「あの大きな手で頭を撫でられたりしてさ」 【幼馴染】 「はぁ~~~、そんな日が来るのはいったい、いつになるのだろうか」 【幼馴染】 「でも、もし付き合えたらどうしよう」 【幼馴染】 「やっぱ最初は手をつないで歩いてみたり?」 【幼馴染】 「でもでも、一応今日それしたし……。手を繋いで二人でお買い物とかかな」 【幼馴染】 「そう考えたら、今日の帰りにデートでもするべきだったかなぁ、馬鹿正直にスーパー行って食材だけ買うとか、馬鹿だ……私」 【幼馴染】 「それでも一緒にご飯とか食べれたし、いいかな。なんかやってることだけ考えるとカップルを通り越している気がするなぁ」 【幼馴染】 「奥さんになったら料理の作りがいありそうだな。あんなにぱくぱく美味しい美味しいって言って食べてもらえると本当に頑張って作ったかいがあるし」 【幼馴染】 「また部活が休みの時は誘ってみようかな」 【幼馴染】 「それか何か理由作って家に泊りに行くとか……」 【幼馴染】 「お泊りしたいなぁ、一緒のお布団で寝ちゃったり」 【幼馴染】 「そこで抱きしめられて告白ですよ」 【幼馴染】 「はふぅっ、そうなったら幸せなんだろうなぁ」 【幼馴染】 「それで、そのまま抱き合ったままキスをして、その次はやっぱり、エッチなこととか、かな」 【幼馴染】 「そういえば、今日朝起こした時アソコ大きくなっちゃってたな……」 【幼馴染】 「別に私が抱きついてたから、とかじゃないよね……。寝てたし」 【幼馴染】 「あれは男の人の生理現象だから仕方がないんだよね」 【幼馴染】 「でも、私相手でも興奮してくれるかな」 【幼馴染】 「興奮してくれたら嬉しいな」 【幼馴染】 「別に私に興奮してほしいってわけじゃないけどさ、私の名前を呼んで、もう我慢出来ないよっ、なんて言いながらっ」 【幼馴染】 「んぅ~~~! そうなったら幸せだなぁ。いっぱい甘えて、甘えられちゃって……みたいな」 【幼馴染】 「ずっと抱きついてるかも……」 【幼馴染】 「あ~でも、キスとか、どうやってすればいいんだろう」 【幼馴染】 「したこと無いし、変な顔とかになっちゃわないかな」 【幼馴染】 「でも普通目を閉じるから大丈夫だよね。ディープキスとかもしたこと無いや……」 【幼馴染】 「した時に、やけに手慣れてたらどうしよう」 【幼馴染】 「あ、でもお互い初めてよりはいいのかな、でもでも、お互い初めてで」 【幼馴染】 「俺、初めてでよく分からないけど痛くしちゃったらごめんな」 【幼馴染】 「とか、言われちゃったら、もうたまらんっ、はぁ……。なんで私こんなに興奮しちゃってるんだろ」 【幼馴染】 「小さい頃はあんな可愛かったのにいつの間にかかっこ良くなってさ、しかもなんだかんだ優しかったり」 【幼馴染】 「あの、笑顔が好きなんだよな……」 【幼馴染】 「早く寝ないと明日起きれなくなっちゃう」 【幼馴染】 「あ~、でも、そんなこと考えてたら眠れなくなっちゃうよ」 【幼馴染】 「というか、眠気とか飛んじゃったし……。むしろ妄想しすぎてちょっと興奮してる……」 【幼馴染】 「目閉じると、正しくエッチな光景が……」 【幼馴染】 「あれ? 私、ひょっとして、いやいやひょっとしなくてもエッチな子?」 【幼馴染】 「違う違うこれくらい思春期の男女なら当然だって」 【幼馴染】 「当たり前だよ。うんうん、きっとこれくらい普通」 【幼馴染】 「エッチな子は嫌だとか言われたら嫌だなぁ……」 【幼馴染】 「他の人がどれくらいエッチなのかとかあんまりわからないけど、妄想だけでこんなに興奮するってどうなんだろう」 【幼馴染】 「んっ……んんぅっ、ふぁっ、なんか、ちょっとだけ、体が熱いかも……」 【幼馴染】 「絶対にお風呂上りって理由だけじゃないって、なんか体がむずむずするし」 【幼馴染】 「一人エッチ、してみようかな」 【幼馴染】 「あんまり、したこと無いんだよね。どうやって触ればいいのかもわからないし……」 【幼馴染】 「エッチな本とか見れば書いてあるのかな。別にエッチなの見たことがないわけじゃないけど、見てもいまいち何が気持ちいいのか分からないし……」 【幼馴染】 「なんだろう、エッチなこと考えて体が発情してるのはわかるけど、どうすればいいのか分からなかったり……」 【幼馴染】 「はぁはぁ、いつもは我慢してればおさまるけど、なんか今日はいつもよりエッチな気分かも」 【幼馴染】 「このまま我慢してても収まりそうにないよっ……」 (おわり)