02
あら、どうしたのボク?
うんうん、そっか~。
もうオネムになっちゃったのね。
えぇいいわ。
それじゃ今日も、お姉ちゃんがボクを寝かせてあげる。
ゆっくりと、たっぷりと。
そして深い深い眠りに誘ってあげるわ。
ゆっくりと休んで、たっぷりと眠って、今日の疲れを癒しましょうね。
はい、いらっしゃい。
お姉ちゃんのお布団の中にいらっしゃい。
は~い、いい子~。
今日も一日お疲れ様。
とっても楽しい一日だったわね。
……あぁん、駄目よ?
ボクにとって、今日はとっても楽しい一日だったの。
素敵な一日だったのよ。
嫌なことやつまらないことなんてなかったわ。
……えぇ、なかったの。
ボクの今日一日は、とっても嬉しいことばっかりだったわ。
とっても楽しいことばっかりだったわ。
そうでしょう?
……えぇ、そうね。
良かったわ。
素敵な一日を終えて、ボクは幸せな疲れがたまってる。
楽しくて嬉しくて、いっぱいはしゃいじゃったから、疲れちゃったの。
でも大丈夫よ。
お姉ちゃんがボクの疲れを取ってあげる。
幸せな気分だけが残るように、疲れだけを取り除いてあげるからね?
ふふふ、お姉ちゃんにはそれができちゃうのよ。
さぁ、ゆったりとしてね?
まずは体の力を抜いていきましょう。
緊張を解きほぐして、甘い甘い眠りに落ちていくのよ。
深い深い眠りに落ちていくのよ。
まずは深呼吸からね。
自分のタイミングで、大きく深呼吸して?
そう、吸って~……吐いて~……最初は、意識して大きく息を吸って~……吐いて~……吸って~……吐いて~……そう、いい子ね。
徐々にゆったりと、軽い深呼吸にしていくの。
吸って~……吐いて~……吸って~……吐いて~……今日一日の楽しかったことを思い出しながら吸って~……今日一日の疲れを吐き出すように吐いて~。
お姉ちゃんの甘い匂いを吸って~……幸せを感じて、喜びを感じて……そして疲れだけを吐き出していくのよ。
体の疲れを、心の疲れを、息に乗せて吐き出しちゃうの。
お姉ちゃんの声を聞きながら、足の疲れを吐き出して。
お姉ちゃんの匂いを嗅ぎながら、腕の疲れを吐き出して。
お姉ちゃんの体温を感じながら、お腹の疲れを吐き出して。
お姉ちゃんの愛を感じながら、頭の疲れを吐き出して。
ボクを大好きで大好きで仕方がないお姉ちゃんの、た~っぷりの愛を感じながら、心の疲れを全部吐き出しちゃって。
呼吸はもう、自然にできる分だけで十分よ。
体の欲求に従って、ゆったりと吸って……ゆったりと吐いて……。
甘い甘い眠りに誘われていく。
深い深い眠りに落ちていく。
あら?
まだ体の強ばりが取れきってないわね。
まだ緊張感が残っちゃってる。
疲れを吐き出し切れてないみたい……それじゃ、お姉ちゃんがさすってあげるわ。
撫でてあげる。
ボクの疲れてるところを、優しく優しくさすって、甘く甘く撫でて、癒してあげるわ。
ふふっ……まずは頭からね。
ナデナデ、ナデナデ。
いい子いい子、いい子いい子。
ナ~デナ~デ、ナ~デナ~デ。
いい子いい子~、いい子いい子~。
……あぁん、まるで小動物みたいな手触りね。
フワフワした毛並みの子犬ちゃん?
それとも子猫ちゃんかな。
ナ~デナ~デ、ナ~デナ~デ。
スリスリ~、スリスリ~。
フワワワワ~、フワワワワ~。
ふふふ、可愛いわよ。
ボクはお姉ちゃんの大切な大切な男の子よ。
大事な大事な弟~。
だから、いっぱいいい子いい子してあげる。
お姉ちゃんは、ボクがいい子だって知ってるからね~。
いい子には、ちゃんとご褒美をあげないといけないの。
だからこうして~。
ナ~デナ~デ、ナ~デナ~デ。
スリスリ~、スリスリ~。
フワワワワ~、フワワワワ~。
頭をいい子いい子して、髪の毛を撫で撫でして、スリスリして、フンワリとしてあげる。
頭だけじゃなくて、可愛いお顔もね?
この柔らかなほっぺを、スリスリ、スリスリ。
フニフニ、フニフニ。
両方のほっぺを、サワサワ、サワサワ。
プニュプニュ、プニュプニュ。
柔らかいお餅みたいなほっぺね。
お姉ちゃんのほっぺと、どっちが柔らかいかしら……んふふ。
ほ~ら、ほっぺた同士を合わせて~、フニフニ、フニフニ。
ムニムニ、ムニムニ。
プニョプニョ、プニョプニョ。
ムチムチ、ムチムチ。
ボクのほっぺの方が気持ちいいかな?
ふふふ、お姉ちゃんのほっぺも柔らかいでしょう。
どっちも同じくらいかしらね。
フ~ニフ~ニ、フ~ニフ~ニ。
ム~ニム~ニ、ム~ニム~ニ。
柔らかくって気持ちいい。
プ~ニョプ~ニョ、プ~ニョプ~ニョ。
ム~チム~チ、ム~チム~チ。
とってもいいわね。
柔らかくって、気持ち良くって、もっともっと触れたくなる。
もっともっと色んな所に触れたくなる。
ほっぺから首筋へ、スルリ、スルリ。
フワリ、フワリ。
サラサラサラ~。
そしてボクの胸元へ。
ボクの胸。
ボクの心臓。
ボクの心。
ここには、ボクの大切なものがいっぱい詰まってる。
ボクの大切なものなら、お姉ちゃんにとっても大切なものね。
もっとも、お姉ちゃんにとっては、ボクのすべてが大切なんだけどね、んふふっ。
……ボクの全部が大事よ。
ボクの全部が大好きよ。
ボクは、お姉ちゃんのすべてなのよ。
愛してるわ。
愛してる。
ボクも、お姉ちゃんのこと愛してくれてる?
……ありがとう。
嬉しいわ。
お姉ちゃんは幸せ者ね。
大好きな僕に、大好きって言ってもらえるんだから。
あぁ、胸のドキドキが伝わってくる。
ボクの鼓動がお姉ちゃんの手を伝って染み込んでくるわ。
ボクの胸をナデナデしてるお姉ちゃんの手から、ボクのドキドキが聞こえてくる。
とても温かいわ。
とても気持ちが伝わってくる。
お姉ちゃんを好きでいてくれるボクの心が、この鼓動から伝わってくるの。
あぁ、そうだわ。
お姉ちゃんの鼓動も伝わるかしら。
ほら、こうして……んっ、んん。
んはぁ、あぁ、はぁん……お姉ちゃんの胸を、ボクの胸にくっつけたら、お姉ちゃんの鼓動が伝わる?
お姉ちゃんのドキドキが伝わってる?
ふふふ、柔らかい?
プニプニしてる?
フンワリして、ムッチリして、プリプリして、気持ちがいい?
やぁね、柔らかくて気持ちいいことを伝えたいんじゃないのよ?
ほら、お姉ちゃんの胸のドキドキが伝わってるかどうかを訊いてるの。
ドキンドキン、ドキンドキン。
トクントクン、トクントクン。
お姉ちゃんの鼓動が、ボクに伝わっていく。
ドキドキ、ドキドキ。
トクトク、トクトク。
ドキドキ、ドキドキ。
トクトク、トクトク。
お姉ちゃんの鼓動がボクに伝わって、染み込んでいって、ボクの鼓動と重なっていくわ。
お姉ちゃんの柔らかい胸から、ボクの逞しい胸に、心臓の鼓動が響いていく。
二人の鼓動が重なって、ひとつになっていく。
ほら、ドキドキ、ドキドキ。
トクトク、トクトク。
お姉ちゃんの温かさと、ボクの温かさも交わっていく。
二人の体温も重なって、ひとつになっていくわね。
ふふふ、お姉ちゃんとボクがひとつになっていく。
一緒になっていく。
フンワリと柔らかいお姉ちゃんがボクに重なって、覆い被さって、まるでお布団みたいになってる。
お姉ちゃんは、ボクのお布団ね。
ボクを優しく包む、温かい掛け布団。
ボクを甘く包む、柔らかい掛け布団。
とっても気持ちいい布団でしょう?
とっても愛おしい布団でしょう?
ボクのことが大好きで、ボクのことを愛してるお姉ちゃん布団よ。
大好きなボクを優しく包みながら、愛してる僕を愛おしく包みながら、お姉ちゃんが一緒に寝てあげるわ。
このまま一緒に、重なって寝てあげる。
抱き締めながら眠ってあげる。
さぁ、そろそろ本当にオネムの時間よ。
ボクはこのまま、お姉ちゃんに包まれながら眠るの。
お姉ちゃんという布団を被って眠る。
私の愛を感じながら、眠ってちょうだい。
お休みなさい、お休みなさい。
私の可愛いボク。
お休みなさい、お休みなさい。
私の愛しているボク。
お姉ちゃんに愛されながら、幸せな眠りについてちょうだい。
お姉ちゃんに包まれながら、甘い眠りについてちょうだい。
ゆっくりと、ゆっくりと、気持ちのいい眠りにつくのよ。
じっくりと、じっくりと、愛おしい眠りにつくのよ。
お休みなさい、お姉ちゃんの大好きなボク。
夢の中でも、お姉ちゃんと気持ちいいことしましょうね。
お休みなさい、お姉ちゃんの愛しているボク。
夢の中でも、お姉ちゃんと嬉しいことをしましょうね。
夢の中でも、お姉ちゃんとボクはずっと一緒よ。
夢の中でも、お姉ちゃんがボクを愛してあげるわ。
だから、お休みなさい。
お姉ちゃんと一緒に、お休みなさい。
お休みなさい、可愛いボク。
お休みなさい、愛しいボク。
お姉ちゃんのすべての愛は、すべてボクのものだからね。
お姉ちゃんに包まれて、気持ち良~くお休みなさ~い。
ふわぁ~……お姉ちゃんも、お休みなさい。
ボクを包み込みながら、ボクを抱き締めながら、一緒に寝ちゃう。
お姉ちゃんはボクの布団だから、このまま寝ちゃう。
んん、お休みなさい……ふわぁ~、あっふ、ん、んん。
んむんむ、んん、んふ~、んん、す~、ふ~……す~、ふ~。
んん、んぅ~、すふ~、んん~、すぅ~、んむんむ、ふにゃ。
んはぁ~、あふ~、す~、んふ~……んん~、す~、ん~、す~。
んん、むにゅむにゅ、ふにゅ~、んん、むにゅ~、ふむ、んふ~……むにゃむにゃ、んふ~ん、んん、んん~。
んふ、んふふふふ……んむんむ、むにゅ~、んん。
すやすや、むにゃむにゃ、んん~。
す~、く~、す~、く~、すふ~、んく~……んむんむ、んふ~、すふ~、ん~、す~。
むにゃ、んむんむ、んん~……んぁん。
んん、んふ~、す~、ふ~、すふ~、んん。
あ……あぁん、んん、んむんむ。
むにゃ~、んふ、んふふふ。
んぅん、んむんむ、むにゃ~。
す~、く~、す~、く~、んん、すふ~、んく~、すふ~、んく~……んん、んぅん。
むにゅむにゅ、んふ~、す~、んふ~、す~……むにゃむにゃ、あぁん。
愛してるぅ♪