大したことじゃないですよ
ネームを読んでいる主人公
ナナ狐 「それが完成版のネームよ。あなたが読んできっちり興奮するならこのまま仕上げるわ」
読んでいる主人公
ナナ狐 「……」
主人公 「……」
ナナ狐 「…………」
主人公原稿を机に置く
ナナ狐 「………………どうかしら……?」
主人公 「……すごくいいと思う」
ナナ狐 「!?……すごくいい……つまり興奮したの?」
主人公 「あ、あぁ」
ナナ狐 「下半身が疼くの?」
主人公 「う、うん」
ナナ狐 「オナニーしたい……?」
主人公 「あ、ああ!」
ナナ狐 「や、やったわ……遂にネームが完成したわ!」
ナナ狐、うれしくて主人公の手を握る
ナナ狐 「あ、ごめんなさい。ついあなたの手を握ってしまったわ」
主人公 「謝るなよ。俺もうれしいよ」
ナナ狐 「ふふ、ありがとう……あなたも喜んでくれて、う、うれしいわ(照れ)」
主人公 「……(なんか感じ変わってないか?)」
ナナ狐 「……な、何か言いなさいよ……またじっと見つめて……」
主人公 「……(しおらしい!こ、これってまた何かされるフリか!?)」
ナナ狐 「…………ねぇ……キスしてみない……?」
主人公 「え、おまえ」
ナナ狐 「か、勘違いしないで……取材よ……ネームでもキスシーンあったでしょ?……少しは恋愛の
ことも取材しておかないとバランスが悪いわ……キスぐらい童貞のあなたでも経験はあるでしょ?」
主人公 「な、ないよ!ナナ狐はどうなんだよ」
ナナ狐 「あら、ないの?……私?あるわよ……女の子(コン狐と無理やり)とだけど……
じゃあしましょうか、私とファーストキス」
主人公 「でも、でも」
ナナ狐 「狐縛り……男の子でしょ?覚悟決めなさい……ん……ちゅ……ちゅ…ん……ちゅっ」
首から下だけ狐縛りをかける
ナナ狐 「……た、大したこと、ない……わね」
主人公 「……(な、なんだ本当に!)」
ナナ狐 「もう一回しましょうか、ネームはディープキスだし、そっちも……ね……んっ……ちゅ、
ちゅ……ほら、口開けなさい……んっ、えろ……舌絡めるのよ……ちゅ、ちゅむ……えろえろ……ちゅ、ちゅ、もっと……ちゅ、ちゅむ、ちゅー、ん……ちゅ、ちゅぽっ……はぁはぁ……参考に……なったわ」
ナナ狐 「……」
主人公 「……」
ナナ狐 「……なんか言いなさいよ……ばか」
ナナ狐 「……き、今日は帰って下描きを進めるわ」
ナナ狐急いで帰ってしまう
ナナ狐 「はぁはぁ……キスなんて…全然、大したことないわ」