Track 2
お兄ちゃーん……あのね?
あの……えっと……う、うん。
お風呂、空いてるんだけど……私?
うん、まだなんだけど……だから、そのお風呂……ほ、ほら、昨日言ってたじゃない?
だから、お嫁さんなら一緒に入るのが当たり前って……うん。
あのね、考えてみたんだけど、やっぱりお兄ちゃんの言う通りだな~って思って。
……うんそう。
一緒に入ろうかなーって。
大丈夫。
二人とももう寝ちゃったから。
……あはは。
やっぱり、この歳になって兄妹で一緒にお風呂に入るっておかしいもんね?
でもほら、お、お嫁さんなら……ね?
まだだけど!
お兄ちゃんがどうしてもって言うなら、一緒に入ってあげないこともないかなーって思っただけで……私は別に、無理に一緒に入りたいわけじゃないのよ?
……そうそう、花嫁修業?
うん、これも修業の一環って言うことで……だから、兄妹で一緒にっていうのとはちょっと違うのよ。
でもほら、お母さんたちにはそういう理屈は通じないでしょ?
でも、今なら平気。
うん♪
それじゃ、一緒に入ろっ……っと、静かにね?
静かに静かに……うふふ。
でも、お兄ちゃんと一緒のお風呂って久しぶりね。
もう何年ぶりになるのかな……忘れちゃったね。
うーん、ドキドキする……あっ。
こっち見ちゃ駄目……そうだけど、じろじろ見るのは駄目なの!
……っと、だから静かにね?
しー、なの。
し~~っ……うぅ、だってお兄ちゃんが。
そうなの。
お兄ちゃんが変なことしなければいいだけ……そりゃ、お風呂なんだからまったく見ないってワケにはいかないけど、じろじろ見るのは駄目でしょ?
デリカシーの問題なの。
はい、わかればよろしい。
うふふ♪
でもね?
久しぶりのお風呂だから、ワクワクする気持ちもあるのよ?
子どもの頃に戻ったみたいな、なんだか弾むような気持ち……だからね?
んしょ、ん~しょっと……ぷはぁ。
ほら、早く入ろう?
お兄ちゃんものんびりしてないで、早く脱ぐの。
じゃないと、今度は私がお兄ちゃんの裸をじっくり見ちゃうんだから~、あはは。
はふ~ぅ……あっつーい。
なんだか、いつもよりお湯が熱く感じる……温度は同じだよね?
だったら興奮してる分だけ熱く感じるのかな?
うん、だって裸なんだもん、ドキドキするでしょ。
あっ。
こら~、あんまりじろじろ見ちゃ駄目って言ってるでしょ?
う……そ、そりゃ見えちゃうのは分かるけど……えぇ?
べ、別にお兄ちゃんの裸は見なくていいよ。
あぁん、もう。
さっきのは冗談でしょ?
んもう、お兄ちゃんの意地悪……だから、恥ずかしいんだってば。
私、そんなにスタイル良くないし……え?
ううん、まだDはないの。
Cカップで……あっ。
うぅう!
お兄ちゃ~ん?
あんまりエッチなこと言うなら、もう一緒に入ってあげないんだからね?
はい、分かればよろしい……え?
あぁ、エッチな意味じゃなくて?
そうねぇ。
私としてはもうちょっとダイエットはしたいんだけど、あんまり痩せすぎると今度はお胸が……そうなの~、本当にもうちょっとでカップも上がるんだけどね?
……え?
あぁ、うん。
だって、オッパイは……お、大きい方がいいでしょ?
大きすぎるのはどうかと思うけど、カップ的にDからEくらいは……え、そう?
えへへ、そっか~。
ありがとう、お兄ちゃん♪
そうだよね。
胸の大きさで人を好きになるわけじゃないんだから……お兄ちゃん、もしかして小さい方が好きなの?
……え~?
それじゃ答えになってないよ~、うふふ。
んもう~。
もちろん、私だってお兄ちゃんの……うーん、身長とかは気にしないよ?
体重はちょっと気にするかもしれないけどね~?
そうそう、まん丸になったらメッだからね?
メ~ッ!
うん。
今はまったく問題なし。
格好いいお兄ちゃんで、私も鼻が高いな~♪
あ……うん、一緒に浸かる?
はい、ど~ぞ~……それじゃ、これでいいかな?
二人で浸かれるよね?
わぁ、お湯がいっぱいだね……ふふっ。
お兄ちゃんと密着~……ん、んん。
あぁうん、別に……ドキドキしてるだけ。
そうだよね、お布団の中でも密着はしてるんだけど……ん、んはぁ。
やっぱり素肌がくっつくと興奮しちゃうのかな?
でも、毎日手だって握ってるし、ハグもするし……ほっぺやおでこにチューだってしてるのにね。
足だと違うのかな?
んん、んはぁ。
体がくっつくのも、違う?
うーん。
んん、んはぁ……はぁ、はぁ、あん、んん……あぁ、ドキドキ凄い。
なんだか、お兄ちゃんの方、向けなくなってるかも……ごくん。
んん、んはぁ。
はぁ、はぁ……あぁん、のぼせちゃいそう。
クラクラして来ちゃってる……うん、ん、んん。
んはぁ、はぁん、あぁ……お、お兄ちゃんは?
ドキドキしてる?
……そっか、してるんだ。
だったら、おあいこだね♪
お兄ちゃんにふれてるところがジンジンして、はぁはぁ、凄く熱くなってきて……あぁ、はぁはぁ。
ちょ、ちょっともう駄目かも……お兄ちゃん、私出るね。
うん、ごめんなさい。
のぼせて倒れちゃいそうだから、あはは……ごくん。
これ以上一緒に入ってたら、体がおかしくなっちゃいそう……なんだろう、これ。
不思議な感じ……だけど、全然嫌じゃないの♪