Track 3
お兄~ちゃ~ん……う、ううん?
今日はお風呂じゃなくてね?
私はもう入ったからいいのっ……そうじゃなくて、ちょっと試したいことがあって。
うん、ちょっといい?
は~い♪
えへへ……うんとね、お兄ちゃんと触れ合ってみようと思って。
うん、いつも触れ合ってるけど、昨日みたいにね?
……ち、違う違うっ、裸にはならなくていいの!
んもう、エッチ!
でもほら、裸でくっつくと凄く熱かったから……そうよ。
ゆうべはあれから大変だったんだから~……結局しっかりのぼせちゃって、熱が引くのに時間がかかっちゃったんだからね?
ずーっと頭クラクラしてる感じで、お兄ちゃんとくっついてた部分の熱が消えなかったの。
ドキドキしっぱなしで、なかなか寝付けなかったんだから~……うん、それでね?
服を着てる時と、裸の時と、そんなに違うものなのかな~と思って、それを試そうと思ったの。
だから、今日はお風呂はなし!
はい、お兄ちゃんはそこに座って?
そして私が~っと。
ふふっ、お兄ちゃんにもたれるようにして~……ほら。
これで、私の背中がお兄ちゃんのお腹に密着ぅ~。
うふふ、あったか~い。
うん。
やっぱりいい感じ……ドキドキが気持ちいいよ。
でもやっぱり、寝てる時の密着感とは違うかなぁ?
けどさすがに、お風呂の時とも違う。
これは何だか安心できる感じ♪
大好きなお兄ちゃんに包まれて、幸せな気持ちになってる。
あぁでも、寝る時だって安心はしてるよね?
じゃ、お休みの時と違うのは……やっぱり、このドキドキ感かな。
でも、興奮してるワケじゃない。
何だか嬉しいドキドキ……んはぁ~。
お兄ちゃんは?
私とこうしてて、ドキドキしてる?
……ふふっ、してるんだ。
だったらやっぱり、これは嬉しいドキドキだね。
幸せで、心地好くて、気持ちいいあったかさ……うん。
お兄ちゃん、手貸して?
うん……こうして抱き締めてて。
お腹にふれられてるの、気持ちいい……ジンジンしてくる。
私、この感じ好き……裸だと、このジンジンが強すぎたのかな。
今くらいがちょうどいいかも……え?
すぐに慣れちゃうの?
そうかなぁ、たとえ慣れたとしても、このジンジンが嬉しいことに変わりはないと思うよ?
だってこれ、愛だと思うし。
そう。
お兄ちゃんを大好き~っていう気持ちが、体から溢れてくる感じ。
ふれられて嬉しい、気持ちいいっていう気持ち……愛情が形になったものだと思うの。
だから、ずっと変わらない。
私がお兄ちゃんを大好きっていう気持ちは変わらないもん……お兄ちゃんは?
私のこと、好き?
愛してくれてる気持ち、変わっちゃう?
ふふっ、嬉しい。
変わらないわよね~♪
だからぁ~……んしょ、ん~しょっと!
こうやって正面向かって抱き合えば、もっともっと気持ち良くなるでしょ?
あぁ、ほら。
胸のドキドキが強くなってる、あぁ。
服を着てても、お風呂の時みたいに興奮する。
体のあちこちがジンジンして、熱くなって、お兄ちゃんが好きって示してる。
体全部で感じてる。
お兄ちゃんが好き、お兄ちゃんが大好き。
この気持ちがあれば、私はお兄ちゃんのお嫁さんになれる……妹だけどきっと大丈夫。
お母さんたちには反対されるだろうけど、私の気持ちが本当だってわかってもらえればいいのよね。
ねぇ、お兄ちゃんは?
私のこと、お嫁さんにしてくれる?
ふふっ、嬉しい。
本当に?
うん、約束……え?
き、キス?
うん……それじゃ、ほっぺに……じゃなくて?
唇に?
口付けするの?
……うん、大好きな人とはしてもいいよね。
私は、お兄ちゃんのことが好き。
お兄ちゃんも、私のことが好き。
だから、口付けしてもいい。
兄妹だけど、キスしていい。
いいんだぁ……ごくん。
ん、んはぁ、はぁはぁ、あぁ。
また興奮してきちゃった。
ドキドキが凄い。
まるで、裸で抱き合ってるみたいな気持ち……んはぁ、あぁ、はぁはぁ、お兄ちゃん。
キス、して?
うん、大丈夫。
嬉しいからぁ……ぁん、んん!
んっちゅ、ちゅう、んふぅ。
んん、んん、んっ……~っぷはぁ!
はぁっはぁっ、はぁはぁ、あ、あぁ、キス……口付けぇ。
お兄ちゃんの唇に、私の唇がふれて……あぁ、はぁはぁ。
ふ、ふふふ……変なの。
だって、今までだってキスはしてたのに、どうして唇にしただけでこんなに、んん、ごくん。
んはぁ。
はぁ、はぁはぁ、こ、興奮凄い……やっぱり、裸で触れ合った時と同じ感じ……んん、んは、はぁはぁ、あっふ、ん、んん?
あれ、何か当たってる……うん?
お兄ちゃん、手の位置?
えっ……あれ?
ちょ、ちょっと待って!?
ちょっ……お兄ちゃん、これってもしかして、あの、その!
あ、当たってる……あの、お兄ちゃんの、当たってるよ?
これ、これって!
お、お兄ちゃん、ちょっと待って!
わ、わわっ……
っと!
はぁはぁ、はぁう、んん……ごくん!
んはぁ、はぁはぁ、はぁはぁ……お、お兄ちゃん?
今のってもしかして。
え……お兄ちゃんも興奮したの?
興奮すると、今の……ごくり。
で、でも、わたしの言う興奮は、そういう興奮じゃなくて……だから、あの……え、え、エッチな興奮じゃないの~!
んもう~!
お兄ちゃんのエッチ、エッチ!
そ、それってアレでしょ?
お、おち、おお……ごくん!
んはぁ、はぁはぁ……馬鹿にして。
私だってそれくらい知ってるんだからね?
そうだよ?
私だってもう子供じゃないんだから……男性の象徴は、性的に興奮すると屹立して……って!
せ、性的に!?
お、お兄ちゃん、ホントにエッチな気分になっちゃったの?
仕方なくないよ~!
そ、そういうのは結婚してからじゃないと駄目なんだからね?
だ、だってそうでしょ?
性行為は赤ちゃんを授かるための儀式であって、ただエッチな気分……。
え、エッチな気分でするものじゃ、なくて、なくてぇ……あぁあ、わ、私も興奮してた?
もしかして、私のドキドキもエッチな気分になってたっていうことなの!?
ひゃぁああ、ああ。
そ、そんなぁ~、違う違うっ、私はエッチな気分になってたワケじゃ……あうう。
あぁん、違うんだってば~!
お兄ちゃんの馬鹿~、エッチ~、もうきら……き、嫌いじゃないけど!
ううぅ、嫌いじゃないけど、ムーってするー!
違うの、怒ってるんじゃないの!
ムーってするの、むー!
むー!
うぅう……お兄ちゃぁん、私、エッチな子じゃないの~、あぅう。
ホント?
本当に、私のこと信じてくれる?
興奮してたのは、エッチな意味じゃないってわかってくれる?
……はぁ~、良かったぁ。
だって、エッチって本当に分かんないんだもん。
そりゃ、オチ……あ、アレが大きくなるっていうのは知ってるよ?
男の人がエッチな気分になって、エッチをするために、エッチな器官が反応して……うぅ、ワケ分かんなくなったぁ。
えーっと、ちょっと待ってね?
一度整理してみます。
ふむ……お兄ちゃんはエッチです!
えっ……違わないけど違う?
うん、そうだよね……えっと、お兄ちゃんはエッチな気分になりました。
私は……興奮はしてたけど、エッチな気分っていうワケじゃなくて……な、ないの!
私は、お兄ちゃんのお嫁さんになるつもりで……お兄ちゃんが、私と一緒にお風呂に入りたがって。
入りたがったでしょ?
だから、私は恥ずかしいのを我慢して、一緒に入ってあげたんだからね?
そうでしょ?
ふふっ、そうなの~……それでお兄ちゃんの裸に興奮してぇ……ん?
あぁ違う違う。
お兄ちゃんが私の裸に興奮して……したでしょ?
だから、男性器が大きくなって……あれ?
オチンチンが大きくなったのは今だから、裸を見た時じゃなくて……あう。
お、オチッ……ううう、違うの!
今のは無意識でっ……うう!
と、とにかくお兄ちゃんはキスしたら興奮しちゃったワケよね?
私は……キスの前から、興奮してたけど……うん♪
私がドキドキしてたのって、エッチな気分になってたっていうことなのかな?
それに反応して、お兄ちゃんも興奮しちゃった?
だから……ぼ、勃起、したの?
うん……そうなんだ。
も、も~!
お兄ちゃんってば仕方ないなぁ。
妹にエッチな気分になるなんて、本当はおかしいことなんだからね?
だってそうでしょ?
えっと近親、近親、そー……近親ナントカ!
えぇえ!?
違うでしょ?
お嫁さんになるのは、近親ナントカとは違うの!
……違わないの?
じゃあ、最初から私の方がエッチだったって言うこと?
あぁん、そんなぁ……違うの。
わ、私はお兄ちゃんに対してエッチな気分になったんじゃなくてね?
お嫁さんになるっていうのは、エッチな……あ、あぁあああ!
そっか、お嫁さんって、赤ちゃん産むんだよね!?
うわぁ~、あぁそっか。
私、お嫁さんとか花嫁さんとか、そういう方にばっかり気が向いてたけど、お嫁さんと旦那様は、せ、せっ……エッチして、赤ちゃんを授かるものなのよね……。
うん、ごめんなさい。
私、ちょっと夢見すぎてたかも……お嫁さんになるって言うことは、赤ちゃんを作るっていうことなのよね。
それはつまり……せ、セックスもするっていう、こと。
んん、ごくん!
んはぁ、はぁはぁ、セックス……お兄ちゃんとセックス。
さっき触れた、大きくなってたアレを……うん、知ってるってば。
私だって、セックスのことくらい知ってる。
お兄ちゃんのお嫁さんになるって言うことは、お兄ちゃんとセックスするって言うことなのね……ん、んはぁ、はぁはぁ。
んはぁ~、あぁ、エッチ過ぎるぅ♪
あぁ、はぁはぁ、あぁん。
え、なんで?
嫌なワケないじゃない。
だって、お嫁さんになりたい気持ちに嘘はないんだもん。
だったら、セックスだってしなくちゃいけないでしょ?
ぼ、勃起してくれたっていうことは。
お兄ちゃんは私とセックスしてくれるっていうことなのよね?
それってつまり、お嫁さんにしてくれるっていうことなんでしょ?
……ふふっ、そうよね。
嬉しい。
うん、凄く嬉しい。
実際、セックスのことはまだよく分からないけど、お兄ちゃんが私をお嫁さんにしてくれる気があるってわかって、本当に嬉しいの。
私も……お兄ちゃんに、性的に興奮してるんだしね。
触れた時のドキドキや、ジンジンした熱さは、そういうことなんでしょ。
それってつまり、私がお兄ちゃんを受け入れたがってるっていう証拠よね?
ねぇ、お兄ちゃんは……どう?