暗示
//催眠 導入パート
それじゃ、準備しましょ。
怖がったり、身体を固くしなくていいわよ。催眠はすごく気持ちよくなれる方法なんだから。
だからあんたは私のことだけを考えていればいいわ。いつも通り、私の言う事を聞いてればいいの。
まずは身体をリラックスさせなさい。
楽になれるならうつぶせでも、仰向けでもいいわ。もちろん椅子に座りながらでもね。
身体を動かしてほぐしても構わないわよ。
ほらやってみなさい。
そう、いい感じね。
次は私の声なんだけど、これもリラックスして聞けばいいわ。
ま、言うこと聞かないと気持ちよくしてあげないから。わかってるわよね?
それと、催眠は自らがかかりたいと強く思うことで快感を得ることが出来るの。
だから、自分は催眠なんてかからないとか思うのは禁止よ。
わかった?
それじゃ目を閉じなさい。
ふふっ、まるで人形ね。私の言いなりになって悔しくないのかしら。
まぁいいわ。
私が数字をカウントダウンしていくからそれに合わせなさい。
行くわよ。
5
頭がどんどんぼーっとしてくる…身体がどんどん重くなっていく…
4
目を閉じなさい…目の前がふわふわとしてくるわ…
3
肩の力を抜いて、腕をだらんとさせなさい…
2
すると、手に力が入らなくなる…足がじんわりと痺れてくる…
1
全身が弛緩していく…なにも考えれない…
0(ぜろ)
そして、催眠状態になるの…
次は呼吸に意識を集中してみるの。ゆっくりと自然にね。
私もしてあげるから、いくわよ。
(吸って、す~ と吐いて、は~ というように、実際に深呼吸の音を入れてください)
吸って、吐いて
吸って、吐いて
吸って、吐いて
そう、そんな感じ。
もう一度。
吸って、吐いて
吸って、吐いて
吸って、吐いて
どう?身体が完全にリラックス出来てきたかしら?
呼吸を規則正しくすることで中から気持ちよくなれる準備をするの。
そうすると、身体の全身に酸素が行き渡って、手足がだんだんふんわりしてくるわ。
どうかしら。徐々に身体がゆるくなってきて、頭がぼーっとなってきたでしょ。
それでいいの。あんたは何も考えなくていい。ただ気持ちよくなることだけを考えなさい。
気持ちよくなりたい。気持ちよくなれば幸せになれる。
幸せになれば気持ちよくなれる。この循環を意識しなさい。
これが第一段階。
ふふっ、気分はどう?
これからどんどん深い催眠にかけてあげるから感謝しなさい。
それじゃ、次いくわよ。
(少し近づく感じでささやく)
次はもっと深く催眠をかけるわよ。
さっきの呼吸も忘れないで。
ちゃんと続けなさい…
私が「目を閉じなさい」といったらあんたはふっと眠たくなって意識がなくなるわ。
けど、手を叩いて、パンッ!ってして「目を開けなさい」って言うと今度はすぐに目を開けるの。
でも、頭の中ぼんやりふわふわ真っ白。
それじゃ行くわよ…
「目を閉じなさい」
あんたはふっと眠くなる。
なにも考えれない。考えなくていい。
身体がじんわり暖かくなって、気持ちよくなってくる…
ゆっくりと、呼吸をして、頭がぼーっとしてくる。
頭のなかは白と黒の模様で埋め尽くされて、それが波紋を作ってる…
パンッ!!(手を叩く音を入れてください)
「目を開けなさい」
そう、それでいいの。
あんたは気持ちよくなりたい。だから私の言う事を聞かなきゃダメ。
ふふっ…でも、頭の中はふわふわゆらゆらしてる…
「目を閉じなさい」
また眠くなる…さっきよりも深く、深く…
身体は重くなって、もう動きたくない。
なんにもしていないのに、気持ちよくなってくる。
頭の中は白の黒の波紋が色々な形を作って、ゆらゆらふわふわ…
手の先が暖かくなって、足もどんどん暖かくなる…
心が気持ちいいって言ってる。気持ちいいって思いが身体をぐるぐる回ってる…
パンッ!!(手を叩く音を入れてください)
「目を開けなさい」
もうあんたは深い催眠の中。さっきよりも頭がぼーっとしてる。
けど、それがすごく気持ちいい。
もっと、もっと気持ちよくなりたいでしょう。
だからもっと力を抜いて、なにも考えないで。
「目を閉じなさい」
もう、身体全部が暖かくなって、ふわふわ気持ちいい。
手も足も、お腹もふとももも、何かに触れるだけで反応しちゃう…
頭の白と黒の波紋も、あんたを包み込むように、ねっとりと絡み付いてくる…
それがたまらなく気持ちいい…身体にぞくぞくっと快感が押し寄せてくる。
その快感に引き込まれていく…もう戻れない…どんどん堕ちていく…
もう、気持ちいい快感しか考えれない…
パンッ!!(手を叩く音を入れてください)
「目を開けなさい」
目を開いても、もう何も見えないでしょ。あるのは快感だけ。
頭も、身体もすべてがもやがかかったよう。
ふふっ…もう気持ちいいってことさえもわからない。
けど、身体が気持ちいいって訴えてくる…
なにがなんだかわからない。
それでいいの…
「目を閉じなさい」
意識がすっとなくなるわ…
頭の白と黒の模様が身体を支配していく。
逆らう必要はないわ…それがあんたに快感をもたらしてくれるから。
そして、それは私がカウントダウンしていくと、もっとすごい催眠状態になることができるの。
もっと深い催眠状態になればもっともっと気持ちよくなれるわ…
あんたも一緒に数えてみなさい…
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
もう、何も考えれない。あんたの頭は私の言うことしか受け付けない。
ふふっ…ふぅ~ほら、息を吹きかけただけで身体中に快感が走ったでしょう?
あんたの脳はもう、私のモノ。