06_もう何もしませんよ♪
■もう何もしませんよ♪
:後輩の都合のいい財布として扱われ続ける聞き手。
:ついには"ささやかなご褒美"すら拒絶され、
:自分に無関心な後輩の前で自慰を披露することになる……。
…ああ、先輩。
今日のイベントもお疲れ様でした。
で、売れ行きはいかがでしたぁ?
ああ、別に言わなくてもいいですよ。
お財布と~…そのカバンに入ってるイベント用のコインケース。
ぜ~んぶ、わたしに見せてください♪
くすっ…。
まさか嫌だなんて言いませんよね?
わたしに搾取されるのを承知の上で、
こうしてアホ面晒して逢いに来ちゃったんですから…♪
さあ、別に強引に取る気はないですよ。
わたしは慎ましやかな後輩ちゃんですから♪
…せ~んぱい。
"ご自分の"、
"意思で"。
"稼いだお金を"、
"見せてください"…っ♪
(少し間を置く)
…へえ。
これはこれは…。
こっちの500円玉も結構ありますね…
…うふふっ…ふふふっ♪
なんだぁ、チョー頑張りましたねえ、先輩♪
ちょっと心配だったんですよ、わたし。
売上をわたしに搾取されちゃうワケですから、
もしかしたらモチベ下がってるんじゃないか…って。
くすっ、全然そんなコトなかったですね?
先輩が生まれつきの貢ぎ体質で、
とっっっても嬉しいです…♪
それじゃあ…はい。
これくらい残しておけば、
とりあえず家には帰れますよね。
残りはぜ~んぶ、わたしがいただきます…♪
本当にお疲れ様でした、先輩。
また次回も頑張ってくださいね!
(少し間を置く)
…なんですかぁ?
なんでまだ部屋にいるんです?
もう用件は終わりましたから、
まっすぐお家に帰っていいんですよ?
わたしのことは気にせず、
お疲れの身体をゆっくり休めてください♪
(少し間を置く)
…あ~、そっか、そっか。
ご褒美が欲しいんですか。
ごめんなさい、素で忘れてました(笑)
って言ってもなぁ。
またオナミして欲しいってコトですよね?
正直…あれ、メンドクサイです。
いくら見てるだけって言っても、
うざい先輩のキモい自慰を見せられてるわけですから。
くすっ…。
最近は"先輩に視線を向けるのすらイヤ"
って感じなんですよね…♪
それにわたし、今日のイベントの写真を
アップしないといけないし。
今とっても忙しいんです。
な・の・で~。
スッキリしないと帰れないって言うんなら、
そこで独りで勝手にシコッててください♪
それくらいなら大目に見てあげます。
…あぁ、でもベッドには上がって来ないでくださいね?
今夜はカレシとここ使うので。
やるなら、そこの椅子で…いや、勿体ないか。
地面に正座でもしてシゴいてください♪
じゃあ…後は勝手にどーぞ♪
(少し間を置く)
ふふーん、だいぶフォロワー増えてきたなぁ。
順調、順調…♪
イイ感じの写真撮ってくれたカメコさんは
フォロバして…っと。
んふふ~…結構お金も貯まってきたし、
次は遠征してみてもイイかもな~。
(少し間を置く)
良し、こんなトコとこかな。
(効果音:ライター音)
ふう~…。
…ああ、そういえば
まだいたんでしたっけ(笑)
くすっ…。
あの~、マジでそんな土下座みたいな恰好で
シコッてたんですか?
わたしがスマホ弄ってる間、ず~~っと?
…ふふっ、ふふふっ、あはははっ♪
先輩、ホントウケるー(笑)
あ、いいんです、いいんです。
別に邪魔はしませんから、
一生懸命おててを使ってくださいね。
ふぅ~…。
…煙草の煙、苦手なんですか?
そういえば先輩の前で吸うのって初めてでしたっけ。
くすっ…意外そうな顔してますねえ。
普段はオトコ受けを狙って控えてるんですよ。
便利な男は何人いても困りませんから♪
それにしても…ふふふっ。
先輩もわたしの"可愛い後輩ちゃん"演技に
まんまと騙されちゃったんですよね。
男やお金が大好きで、煙草も平然と吸っちゃう。
童貞のキモオタが一番嫌いそうな人種♪
それが先輩が恋い焦がれた後輩ちゃんの本性なのでした~(笑)
幻滅しましたぁ?
くすくすっ…。
"手遅れ"
でーす…♪
(効果音:着信音)
っと、カレシからだ。
もしもし…うん、もうホテルにいるよ。
…えー、マジで?
それ超ウケるー♪
あ、ごめん、ちょっと待っててね。
先輩、残念ながら
そろそろカレシが来ちゃいそうです♪
この電話が終わったら
問答無用で追い出しますので。
寸止めが嫌なら必死こいてシゴいてくださいね?
…ああ、ごめん、ごめん。
そうなの、わたしの財布クンの一人が
一生懸命オナッてる最中でさー。
あははっ、やめなよ~。
キミと会わせたら怖くて泣いちゃうかもよ?
まだ使い道のある財布なんだしさ、カワイソーじゃん(笑)
うん、うん…大丈夫だよ、
コイツって男としての魅力はゼロだし。
元々ウザいと思ってたヤツだから、
全然心なんて痛みません♪
ふふふっ、まあイイじゃん。
なんかね、わたしにベタ惚れみたいなの。
きっとご奉仕できるだけで幸せなんだよ。
そうそう、それ。
マゾ豚ってヤツなんだろうね、コイツ(笑)
うん、じゃあ早く来てね。
ばいばーい♪
…はい、終わりましたぁ?
別にどっちでもいいんですけどね♪
処理しきれなかったんなら、
お家に帰ってから改めてシコッてください。
まあ…そうですね。
とってもキモいですけど、妄想でわたしを
オカズにするのだけは許してあげます。
くすっ…オタクってそういうの得意ですよね?
愛しい愛しい後輩ちゃんは
絶対に先輩のものには出来ませんが…。
従順にお金を貢いでくれれば、
こうして会話だけはしてもらえるんです。
これだけでも十分なご褒美でしょう?
…だから。
わたしがどんなに悪女でも、
ずっと助けてくださいね。
"せ~んぱい"♪