11話目 食後のおたのしみ
[食後、部屋に戻ってチェックアウトの準備を済ませ、食後のキスに興じるふたり]
(昨日のよりは全然ゆるいキス。普段の愛し合う時の感じ・1分程度)
んむ、れる……りゅる、ちゅぷ、んむ……
ぷはぁ……はぁ……んふ……
全く……誘ったのは私だが、ベッドに押し倒されてこんなに強引に食べさせられるとはな……
(息を荒げながら、自分の口元を拭う少女)
んむ……この部屋ではなぜか、いつもよりも大胆になってしまうみたいだな……
しかし、こんなにいっぱい食べさせて、私を太らせて食おうといった魂胆か?
ま、この食事はゼロカロリーどころか、マイナスカロリーといったところなんだろうがな。
知ってるか?キスはそれなりにいい運動になるらしいんだ。
私があまり外に出ないのにそこまで体重が変わらないの、もしかしたらこういうのが原因なのかもしれないな。
お前に愛されて、愛されるたびにカロリーを消費してるから……
運動は面倒だし、そんな暇があったらゲームしてたいって思うんだが、これなら別だ。
好きで、幸せで、それに加えて運動にもなって……
(独り言っぽく)
そっか……そうだよな。うん。
確かに、運動になってるからこそのこの体の痛みか……たくさん歩いた後に足が痛くなるのと同じようなことだな。
ふふ……全くお前は……
(/独り言っぽく)
(主「どうかしたの?」)
ん?ああ、いや、独り言だよ。(恥ずかしいし)気にしないでくれ。
それよりも、そろそろいい時間じゃないか?
荷物を送ったし、準備はもういいよな。
じゃあ、そろそろ出かけようか。
ふふ……お前とデート、本当に心踊るようだよ。