Track 2

チャプター 2 お姉さんとジュンくん

「お客様失礼ですが……」  えっっ!!  なにこのきれいな声……きっと店員さんだ!  も、もうバレちゃったのかな!?  ボク、何にもヘンなことはしてないはずなんだけど…… 「先ほど店内でお財布を落とされませんでしたか?」  お、お財布!?  そんなのボク知らないよ……でもどうやって答えようかな。 「ええええ、えっと、大丈夫です! お財布ならありますっ!」  外で返事を待ってる店員さんに、少し女の子っぽい声を出して答える。 「そうでしたか。大変申し訳ありませんでした。お買い物をお楽しみくださいませ」  お姉さんの声が途切れた。  内心ヒヤヒヤしたけど、なんとか切り抜けたぞ。  でもそろそろ帰らなきゃ……  ボクは自分の服に着替えて試着室の外に出た。 「み~つけたっ♪」 「ひゃうっ!」  な、なんですか……それにこの声はさっきの店員さん? 「やっぱり男の子だったんだぁ……」  店員さんじゃなかったんだ!?  ボクより背の高いお姉さんが、こっちを見て笑ってる!  男の子だってことがバレた……ボク、警察に連れて行かれちゃうのかな?  で、でも! 今ならなんとかごまかせるかもしれない。 「ぼっ、わた、わたしが男の子ですって?」 「ふ~ん、そうきたか♪」 (ジュンの胸をそっと触るお姉さん……) 「はぁんっ!」  お姉さんがいきなりボクの胸に手を当ててきた!!  もちろんボクは男だからクラスの女の子みたいにおっぱいなんて膨らんでないし……こんなことされたらバレちゃう…………。 「あらごめんなさい……女の子なんだ?」 「ハ、ハイ……だからあんまり触らないでください……!」 「ふーん、ちょっとごめんね~」  お姉さんの手がくすぐったくて、声が出ちゃいそうになる!  真っ白な手のひらが、ゆっくりとボクの胸の上で円をえがいてる。  さらに左のほっぺも撫でられて……  首筋もツツツーってされて……! 「うふふふふ……お肌もすべすべだね? うらやましいわ」  お姉さんになでられると、なんだか身体がフワフワしてきた。  とても甘い香りがして、何だか気持ちいい…… 「そうよね。こんなに可愛い男の子なんていないよね?」 (はううぅ……)  お姉さんの手の動きがすごくエッチで、変な声が出ちゃうよぉ…… 「でも………………これはなにかな?」 (ひぐうぅっっ!?)  急に服の上からおちんちんを掴まれた……!  下のほうを見るとお姉さんの細い手が、指がっ!  Tシャツとハーフパンツの隙間を縫ってボクを……捕らえてる………… 「ねえ、これなぁに?」  な、なんでこんなになっちゃうの!?  お姉さんの指が動くたびにおちんちんがヘンになっていく。  ボクの身体が熱くなって、しびれて溶けていっちゃうみたい…… 「まだ立ってられるんだ……?」 「お姉さん……やめて……」 「やめないよ? 女の子なんだよね、キミ……」  ううっ、うううぅぅ……お姉さんは言葉でボクを追い詰めてきた。  さっき自分のことを「女の子」だっていっちゃったから何も言い返せない! 「へんだなぁ? こんなのついてる女の子って」 「んああぁ!!?」  急に何だかお姉さんの指がスベスベしてきた……  それだけじゃなくて、ボクの身体からヌルヌルしたのが出てるみたい……! 「こんなに硬~くなっているヨ?」  お姉さんはボクのおちんちんを……  握ったり、こすったりしながら顔を寄せてきた。 「みんなにいっちゃおうかな?  ここにおちんちんがついたヘンな女の子がいます……って」 「やめてっ! それだけは!!」  学校にばれたら大変なことになっちゃう。  お母さんにもばれちゃうし、友達からも……へんな人って言われちゃう……! 「黙ってて欲しいなら、もう一回試着室にいこうか?」 「うぐ…………はい……」 「んふ……いい子ね♪」 ボクは言われるがままにお姉さんについていった。