Track 2

ありすおねーさんのおててあらい教室

;/////// ;Track2 「ありすおねーさんのおててあらい教室」 ;//////// ;3/右 「(呼吸音)――うん!! みんな準備はばっちりみたいだね~! それじゃあ『ありすおねーさんのおててあらい教室』はじめちゃいます!」 「『お水さんとせっけんさんが力を合わせればどうなるか』――(呼吸音)(呼吸音)――そう! 怖い怖~いカンセンショウグンの子分たちを、おっぱらえちゃうんだったよね!」 「じゃあ、どうやったらお水さんとせっけんさんに力をあわせてもらえるのか。 その秘密は――じゃん!!! 握手!!! みんなが誰かと力をあわせるときとおんなじで、おみずさんとせっけんさんに、握手してもらうのが一番いいの。 それもね? 自分のおててとおてての握手でいいの」 「じゃあ、どういうふうに自分のおててとおててで握手をするか。 いまから、ありすおねーさんがゆっくりやってみせるから、よーく見てしっかり聞いててね?」 ;$=SE 髪の毛をヘアゴムでまとめ 「まず、その前の下準備。髪の毛が長い子は、おててあらいをする前に髪の毛をゴムでまとめちゃおうね。 こういう感じで……$――ん……(呼吸音)(呼吸音)――ふふふっ、ね? こうすればスッキリ」 「おててを洗ってるときの水しぶきにも、カンセンショウグンの子分がしがみついてることがあるんだよ? お水で流しちゃう前に、髪の毛にお引越しされちゃったら、そのままそこに隠れちゃう。やばい! 怖い! だから、髪の毛をしばっておけば、くっつきづらくしておくの」 「おんなじ理由で、袖が長いこは袖まくり。忘れないでやっておこうね! あと、指輪とか時計とかブレスレットつけてるこがいたら、そういうのも洗う前にはずすこと。 爪も絶好の隠れ家になっちゃうから、できるだけ短くきっておいてね」 ;$=SE 蛇口ひねり&流水 「準備ができたら、おてて洗いのスタート! まずは蛇口をひねって――$――ちょろちょろちょろ~って、このくらいに細いお水を出します。 だばだば跳ねると、水しぶきからお洋服とかにしがみつこうとしてくるから、跳ねない強さにするのがポイント」 ;$=SE 手を水で濡らす 「そうしたら~ 手のひらと手の甲と、手首までをお水で濡らします。 $ ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;$=SE ポンプシュコ 「今度はいよいよ、せっけんさんを手のひらにご招待! かたまりのせっけんでも、ポンプをしゅこしゅこやる方でもどっちでもいいから、 手のひらにたっぷりつけて―― $ つけたらよーく泡立てます」 ;SE 手のひらこすりあわせて泡だて 「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ん、こんな感じ。 ここまでできたら、今作った泡で蛇口のハンドルもあらっちゃいましょー!」 ;SE 水道のハンドル洗い 「どうしてかっていったら……(呼吸音)(呼吸音)―― うん! そう、みんなすごい! 大正解! ――(呼吸音)(呼吸音)―― 蛇口のハンドルにも、カンセンショウグンの部下が――(呼吸音)(呼吸音)―― 隠れてるかもしれないから――(呼吸音)(呼吸音)――ね!」 ;SE stop 「そしたら、お水の節約と、水はね防止のために、 アワアワにしたままのハンドルをひねって、いったんお水を止めます」 ;SE ハンドルひねって流水とめ。 「きゅ、きゅ、きゅっ! っと。 お水を止めたら、いよいよ自分の手と手で握手! おててあらいを開始します!」 ;SE 手のひらあらい(継続) 「まずは、手のひらと手のひらでお水さんとせっけんさんに、力をあわせてもらいます。 すりすり、こしゅこしゅ、すりすり、こしゅこしゅ―― 手の付け根から――(呼吸音)(呼吸音)―― 指の、先まで――(呼吸音)(呼吸音)――」 「お水さんとせっけんさんに――(呼吸音)(呼吸音) 仲良く仲良くしてもらえるよう――(呼吸音)(呼吸音) すりすり、こしゅこしゅ――(呼吸音)(呼吸音) すりすり、こしゅこしゅ――(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE stop 「いまので手のひらからカンセンショウグンの手下はおっぱらえたから、 このまま逃げ道も隠れ家もなくしちゃおうね! 手のひらから裏側に逃げていったら、どこにいるかな~? (呼吸音)(呼吸音)――そうだね! おてての裏側! 手の甲が怪しいね!」 ;SE 手の甲洗い(右掌で左手の甲)、継続 「だから今隠れ家をなくした手のひらで、手の甲も伸ばして押し出して、手下をどんどん追い込んじゃおう! 右の手のひらで、左の手の甲を―― いっくよ! それ!! ごしごし、ぐいぐい、ごしごし、ぐいぐい――(呼吸音)(呼吸音)」 「指の先、爪の上まで――(呼吸音)(呼吸音) せっけんさんとお水さんを――(呼吸音)(呼吸音) ひろげてのばーすみたいな感じに――(呼吸音)(呼吸音)―― こすってこすって――(呼吸音)――洗って洗って――(呼吸音)――」 「手の甲を全部やりおわったら――(呼吸音)(呼吸音)―― 手の横側、厚みの部分も――(呼吸音)(呼吸音)―― おんなじ感じで――(呼吸音)(呼吸音)―― こすって――(呼吸音)――のばし、て――(呼吸音)――」 ;SE stop ;SE 手の甲洗い(左掌で右手の甲)、継続 「そしたら今度は反対の手――(呼吸音)(呼吸音)―― 左のてのひらで、右手の甲を――(呼吸音)(呼吸音)―― 手首の方から、指先の方に――(呼吸音)(呼吸音)―― こすって、のばして――(呼吸音)――ごしごし、ぐいぐい――(呼吸音)」 「指の間接のところとか――(呼吸音)(呼吸音)―― 皮がたるんで洗いづらいなら――(呼吸音)(呼吸音)―― ゆびをちょこっと折り曲げて――(呼吸音)(呼吸音)―― にゃんこの手にして――(呼吸音)――こすって、のばして――(呼吸音)」 「手の甲全部が終わったら――(呼吸音)(呼吸音)―― 手の横側も、忘れずに――(呼吸音)(呼吸音)―― ごしごし――(呼吸音)――ぐいぐい――(呼吸音)―― のばーしのばーーし――(呼吸音)(呼吸音)――で」 ;SE stop 「これで手のひらと手の甲と手の脇にはもう、カンセンショウグンの手下の隠れ場所はなくなったね! けどまだ、思いもかけないところに潜んでるっぽい気がするんだけど~―― あわあわがまだ薄いところは~――(呼吸音)(呼吸音)――あ! ここ!! ね? 指先と爪のところが怪しいね!!!」 ;SE stop 「じゃ、ここも洗って、隠れ家から追い出しちゃおう! 指先と爪の間を徹底的に洗うには~――にゃんこの手! にゃんこの手でやるとすごくよさそう! 右手の指先をかるぅくまるめて、にゃんこの手にして~――にゃにゃん♪」 ;SE 右手指先を左手のひらで洗い (継続) 「指先を~(呼吸音)――手のひらに~(呼吸音)―― かるぅく押し付けるようにして~(呼吸音)(呼吸音) こしゅこしゅ、にゃんにゃん――(呼吸音)(呼吸音) こしゅこしゅ――(呼吸音)――にゃんにゃん――(呼吸音)」 「手のひらの方も、ちょっと丸めて――(呼吸音)(呼吸音)―― 泡のプールを――(呼吸音)――つくる感じで――(呼吸音)―― そこに指先ぐるぐるさせると――(呼吸音)(呼吸音)―― 隙間もくまなく洗えるからね~(呼吸音)(呼吸音)――っと」 ;SEstop ;SE 左手指先を右手のひらで洗い (継続) 「そしたら今度は、左の指先――(呼吸音)(呼吸音) にゃんこの手にして――(呼吸音)――こしゅこしゅ、あわあわ――(呼吸音) 右手につくった泡プールで――(呼吸音)(呼吸音) 指先をていねいに洗います――(呼吸音)(呼吸音)」 「あわあわ、こしゅこしゅ――(呼吸音)(呼吸音) あわあわ、こしゅこしゅ――(呼吸音)(呼吸音) 爪の、間も――(呼吸音)(呼吸音) しっかり――(呼吸音)――こすって――(呼吸音)――うん!」 ;SE stop 「これで指先と爪の間もばっちり! もうカンセンショウグンの手下が隠れられるところなんて……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)―― あった! ほんとだ! 指と指の間にまだ隠れ家が残ってた。 ここは――こういうふうに、指と指とを、互い違いに組み合わせて~」 ;SE 指の間洗い(継続) 「指の付け根のところから~(呼吸音)(呼吸音)」 しっかりきっちり――(呼吸音)――こすりあわせて――(呼吸音) だんだんのぼって、のぼって、のぼって――(呼吸音)(呼吸音) 指先の方に~――(呼吸音)――こしゅこしゅと~――(呼吸音)」 「先までいったら~(呼吸音)――逆戻りして――(呼吸音)―― こんどはじわじわ~(呼吸音)(呼吸音)―― 下の方へと~(呼吸音)(呼吸音)―― 付け根もしっかり~(呼吸音)(呼吸音)――はい、洗えました~!」 ;SE stop 「ありすおねーさん、いま指と指の間をあらってて気がついたんだけど。 親指! お父さん指にだけはまだ隠れ家が残っちゃってるよね。 だから、ここは――えいっ! こうやって、右の親指をすっぽり、左の手のひらでつつみこんじゃって~」 ;SE 右親指ひねりあらい 「ごしごしぐりゅぐりゅ――(呼吸音)(呼吸音) 包んで~ひねって~――(呼吸音)(呼吸音) 隠れる場所がないように~(呼吸音)(呼吸音) ぜぇんぶ、綺麗に――(呼吸音)(呼吸音)――洗えたら手を入れ替えて!」 ;SE 左親指ひねりあらい 「今度は左の親指を~――(呼吸音)(呼吸音) 右手のひらでぐりぐり、ごしゅごしゅ――(呼吸音)(呼吸音) ひねって――こすって――(呼吸音)(呼吸音) 綺麗、綺麗に、最後まで――(呼吸音)(呼吸音)――っと!」 ;SE stop 「そうしたら、最後の隠れ家も潰しちゃおう!! お手々は全部キレイキレイにできたけど~ お手々へとつながる通路――そう! 手首には、まだ、 カンセンショウグンの手下が隠れてるかもしれないもんね!」 「これも親指とおんなじやりかた。 右の手首を、左手の親指と他の指とで、にぎって包んで~」 ;SE 右手首ひねり洗い 「ぐりぐりぐりぐり~! (呼吸音)(呼吸音) 隠れ家全部を、こすって、ひねって――(呼吸音)(呼吸音) ぐるぐるぐりぐり~――(呼吸音)(呼吸音) すきまなく、洗って――(呼吸音)(呼吸音)――今度は反対!」 ;SE 左手首ひねり洗い 「左の手首も~――(呼吸音)(呼吸音) 右手の指で~――(呼吸音)(呼吸音) つつんで~ひねって~(呼吸音)(呼吸音) ぐるぐるぐるぐる~(呼吸音)(呼吸音)――うんっ!」 「これでキレイにあらえました~! せっけんさんとお水さんのあわせ技、すごいよね! 強い! かっこいい!!」 「けどね? これで勝った! っておもっちゃったら危ないの。 どうしてかっていうと、隠れ家を追い出されたカンセンショウグンの手下たちは、 あわあわの中で、次の隠れ家にお引越ししよう! って狙ってるから」 「だーかーらー!」 ;SE 蛇口ハンドルひねり→静かに水を出す 「お水の跳ねるのに乗っかって、カンセンショウグンの手下があちこちに逃げ出さないように。 しずかにしずかに、そーっとそーっと」 ;SE 静かに手を水で流す(継続) 「いま洗った手のあわあわを――そこに隠れてるカンセンショウグンの手下たちを―― 水はねをできるだけさせないように、そーっと、そーっと――(呼吸音)(呼吸音)―― しずかにしずかに――(呼吸音)(呼吸音) 洗い流して――(呼吸音)(呼吸音)」 ;$=SE 手にためた水でハンドルの泡を流す 「手のアワアワを全部流せたら――(呼吸音)(呼吸音) こうやって手を、コップにして――(呼吸音)(呼吸音) これも静かに(呼吸音)――蛇口のハンドルに今ついた泡を―― $ こうして綺麗に洗い流して――お水をとめて」 ;SE stop 「ここが最後の大事なポイント。手についたお水は、絶対にぴっぴっって払い飛ばしたらダメだよ? どうしてかっていうと~(呼吸音)(呼吸音)――そう! 大正解! その水しぶきの中に、カンセンショウグンの手下が隠れてるとこまっちゃうから」 「だから、ハンカチ・ちりがみを持ち歩くのは、とってもとっても大事なの。 ペーパータオルがあるところなら、ペーパータオルで手をふくのが一番いいけど、 ないところでは、お洗濯したハンカチをつかって~」 ;SE ハンカチで手を綺麗にふく 「こういうふうに――(呼吸音)(呼吸音)―― 指と指の間も――(呼吸音)(呼吸音)―― 指先と爪の間も――(呼吸音)(呼吸音)―― 手首もぜぇんぶ――綺麗に吹いて――(呼吸音)(呼吸音)」 「はぁい! お手々洗い完了です! それじゃあ、みんなもやってみよー! ありすおねえさんとおとなりさんが見ててあげるから、 いま見たことを、できるだけ、その順番どおりにやってみてねー」 「もし、『おぼえられなかったー』、というこがいたら、 おともだちと『握手洗い』をしてもいいからね。 ふたりで一緒に思い出しながらがんばってみるものたのしいね!」 「いーい? じゃ、最初の組のこたち。水道の前にならんでならんで~。 (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)―― そしたら、おてて洗い、はじめ~!!!」 ;SE 水道の水じゃー ;しばらく鳴らして、F.O.